水戸興信所 探偵よろず日記

私の知人女性からの報告
ママ友4人で飲み会の話題から。

A子さんのフマン
結婚歴25年。24歳と22歳の男子あり

夫は、結婚後きちんと仕事はしているが、家庭を顧みず競馬やパチンコ等を趣味として遊んでいた。夫は資産家の息子なので親からの小遣援助で遊んでいたので借金はない。
何処の妻たちも思いは同じだと思うが、家族を大切にしてくれる夫でいてほしかった。
積年の恨みは募るものの離婚はせず、二人の子供たちに資産を残すためにと割り切った考え選択した。現在、家庭内別居進行形だ。食事のおかずは、冷蔵庫の奥に忘れかけていた1週間以上前の物を調理し直して、味を濃くしておいて置く。夫の食器類は洗わないで台布巾で拭き取るだけ。
勿論、食事は息子たちとの3人で新しいものを仲良く食べて、夫には時間差で3人が食べ終わった後に、用意したものを食べるように言ってある。

B子さんの場合
夫は、子育てで大変な時期に、若い女と浮気して遊んでいた。その時はジッと我慢して耐えてきた。子どもも成長して、下の子が学校卒業を期に離婚する準備を計画的に着々と進めている。

C子さんの場合
夢のマイホームを手に入れたがローンの支払いが大変でゆとりのある生活はない。老後夫婦で暮らしたくないから、夫が早く亡くなるように、夫のおかず類にはすべて塩や醤油をたっぷりかけて出している。

情報提供者のその女性は、「女は怖いな~」とビックリ。「私も我慢して結婚生活を続けていたら同じようになっていたかもしれない」。「私はママ友の話を聞いて悲しいです。今の時代、上手くいっている夫婦の方が少ないのですか?」との報告でした。

上手くいっている夫婦が多いか少ないかは筆者にはわかりません。週刊ポストに夫たちから、妻たちからの投稿された記事を「当世夫婦口論・夫のガマン 妻のフマン」として1993年から2ページの記事として連載が始まり、面白いも部分の切り抜きがずいぶん手元にあります。この投稿特集は1995年に単行本として発売になり、大好評のため翌年「夫のタメイキ 妻のトイキ」の単行本も発売されました。当世夫婦口論への特集に投稿記事が殺到して単行本になるのですから、世の夫たち、妻たちのガマン・フマン、タメイキ・トイキの忍耐の家庭生活がどれほど多いか想像できますね。

1998年7月「夫のガマン・妻のガマン」理想のカップルと私たち・編の見出しです。

理想のカップルってどこにもいない 結局タクワン食ってる俺たちだよ チルチル ミチルみたいにな

オシドリってカモ科の鳥なんですよ。おたがいが相手のカモになり切ることが仲良し夫婦の秘訣とか。
ビビビッと来たか、ドカンと来たかは人それぞれだが、どうにもこうにも、結婚を決めた思い出の瞬間を「クソツ!魔がさしたのだ・・・」と悔やんでらっしゃる方は多いよう。
連れ合いが異常に輝いて見え、結婚すれば人も羨む理想のカップルになれるはずっ、なーんつって思い込んだ結果が、現在の家庭。逢う魔が時に見入られたといいたい気持ちもわかるけど、ある意味、それも正しい夫婦なのだ。「正しい夫婦の基準は、相互の誤解にある」(O・ワイルド)。
理想のカップル、理想の結婚生活には、理解だけではなく誤解が有効だなんて・・・。夫婦って複雑怪奇であります。

続いてこれは掲載された週刊誌名は不明ですが1999年の週刊誌切り抜きの記事を掲載します。前記A子、B子、C子さんの心境、いや、世の多くの妻たちの思いなのです。

「老いた荷物の面倒はいや」45~54歳の妻の6割が「居心地がいいのは1人の時」「退職金が出るまでガマン ガマン」
問題の調査は、「サントリー不易流行研究所」が発表した「ミドル世代の生活実態調査」。45歳から54歳の夫婦200組と、35歳から40歳の夫婦100組を対象に行ったアンケート調査なのだが、驚くべきは、同研究所が「ミドル世代」と定義した45歳から54歳までの夫婦の回答だ。これによれば、「居心地のいい時間を感じるのは誰といる時が多いですか」という設問に、夫の6割は「妻といる時」と回答しているのだが、「夫といる時」と答えた妻は3割だけ6割の妻は「居心地のいいのは1人の時」と回答しているのだ。さらに愕然とさせられる数字はこれ。「これまでに離婚を考えたことがありますか」という設問に、妻の46%が「ある」と回答しているのだ。夫の75%が「ない」と答えているだけに、夫婦のギャップが目立つ。

事実、熟年離婚は急増している。家庭問題情報センターが算出したデータによれば、97年に離婚した夫婦のうち、妻が45歳から54歳のケースは2万3542組。その27年前の70年が3717組だったのに比べると、実に6.3倍にも増えている。ちなみにすべての世代の離婚件数は70年から97年までの27年間で1.6倍増。他の世代に比べ、熟年世代の離婚率の伸びが飛びぬけて高いことが分かる。
しかも、ミドル世代の妻の半数近くが、「離婚を考えたことがある」と回答したアンケート結果にもあったように、熟年離婚の場合、妻側から離婚を訴えることが多いという。
家庭問題情報センター専務理事の話だ。「熟年夫婦の妻がある日突然、離婚を宣言、夫に財産分与、慰謝料を請求するケースが結構あります。たとえ夫が「一銭もださない」といっても、妻は出ていきます。
>『お金はなくても、老いた荷物の面倒を見なくていいだけ楽』ということなのです」。
熟年サラリーマンといえば、真っ先にリストラにされがちな世代。それと同時に最後の支えである家庭もまた、崩壊の危機に瀕していると言えそうだ。
では、どんな熟年夫婦が、こんな事態に陥りやすいのか。研究員によれば、「役割分担夫婦」だという。自分たちが意識しているかどうかはともかく。「夫は外に出て働き、妻は家庭の中で家事、子育てをやる」という分業体制を指す。「家族のために懸命に働いてきた役割分担型の夫の場合、家庭に戻っても居場所がないことが多いのです。会社人間だっただけに、家のことはわからないし、何をしていいのかもわからないのです」一方の妻。子育ても終り、夫からも自立して、新たな道を歩き始めていることが多い、と研究員は続けた。「ボランテア活動、再就職など夫と関係のないところで第2の青春を楽しむ妻たちがふえています。家では何もすることがない夫。新たにすることを見出す妻」以下、ページ紛失のため終り。

 

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