私の信念
私は、探偵事務所を開業して39年になります。
一貫して不倫の調査と並行した離婚問題に携わってきました。
妻たちの離婚観
開業から10年くらいは、夫の不倫調査に関して、証拠が出ても離婚か関係の修復か迷っている夫人たちに、子供たちのためにも離婚に反対する立場で説得することが多かったです。しかし離婚率は増え続け、今日は2分間に3組に1組の夫婦・年間21万組が離婚しているといわれており、夫婦の家庭観が大きく変わったことを実感しています。
破局に至った夫や妻の不倫の代償は大きく、子の親権・監護、養育費、慰謝料・財産分与、年金分割、親族関係、友人関係など整理すべき問題は夫婦に山積します。
そして、貧困にあえぐ母子家庭の事件報道を見ると女性は離婚弱者の立場だと痛切に感じています。
離婚は個人的な問題でもあり、基本的には誰も助けてはくれません。婚姻が破綻した場合その苦しみは当事者が一番思い知ることになり、物質的、精神的な苦しみからの脱出も本人次第です。「離婚は、結婚より数倍のエネルギーを消耗する」といわれるゆえんです。
離婚問題は、法律的だけで解決できることではなく、私の体験ではむしろ人生相談といったほうがふさわしい部分に直面します。例えば、不貞による夫や妻のうつ病。夫のDVや精神的虐待、ストーカー、セックスレス、勃起不全、無気力症候群、ボーダーラインといわれる境界性人格障害者たち、アダルトチルドレン、色々な依存症の夫婦、拒食症、過食症、パニック障害、心的外傷(トラウマ)などは今まで社会的にあまり知られることはなく、隠れた個人的資質の問題とされ、これらのことは当の本人か、夫婦間で向き合う苦悩です。現代は「心が折れて」、心療内科に通院する夫婦がどこにでも存在しており、探偵も発達障害や心身の病の配偶者を持つ依頼人の実情を知らなければ相談に対応することが出来なくなりました。明らかに被害妄想とわかる依頼者を医療機関につなぐ探偵事務所も出現しました。
私は、依頼者が訴える聞き取りに多くの時間をとってきたのは、夫婦の人間像をより深く知ることによって、軽率な離婚、衝動的な離婚、一方的な離婚要求に泣かないようアドバイスするためです。できることなら離婚してほしくない、どうしても離婚が回避できないなら、後悔が少ない離婚になるように助言しよう。それが使命だと考えています。
以下、依頼者から頂いたメール・転写です。
ゆかり 専業主婦 35歳
こんにちは。ご無沙汰しております。色々気持ちを立て直し戦う力が湧いてきました。主人はやはりあの女と続いています。裁判に負けない絶対的証拠を掴みたいと考えています。
美由紀 スーパー勤務 40歳
私もできる限りの情報をお伝えできるように努めます。藁にもすがる思いで長期にわたり所長さんにお願いし、励まされ支えていただき私としても何とか今まで気持ちを保ってこられました。もう少し頼ってしまうことになりますが、よろしくお願いします。
里紗 専業主婦 33歳
調査とは関係ないのですが、ここ2カ月はストレスで母乳トラブル続きでした。ケンカした次の日には必ず乳腺炎になりケンカの最中に胸が張ってきて乳腺炎になっていくのがわかるほどでした。所長さんに依頼してからは落ち着いてきて今のところトラブルもなく、もちろんやりきれない思いに辛くなったり葛藤したりはありますが所長さんにご協力いただいているおかげだなと思います。ありがとうございます。
由美子 中学校教諭 37歳
こんにちは。あれから状況は変わりませんが、私の方がしぶとくやっています。やるならやればと思っています。何年かかろうが浮気は、特に(舞い上がって)濃く付き合うと別れが来るものだと確信するようになりました。私は、まあ、このままの方が金銭的にも都合がいいので、仮面夫婦としていることにしました。適度に距離があるとストレスも軽減されていいこともわかりました。色々ありがとうございました。
私はだいぶ強くなり、旦那に離婚を切り出されたら、突っぱねて追い出してやる覚悟です。もうメソメソしません。修復する気もありません。ただ、妻と母としての役割はやります。という感じです。
由美子
修復の事を考えなくなってから、訴えるとか戦うのが面倒くさくなりました。あと自分が自立しているせいか、訴えても慰謝料は期待するほどもらえないと思いました。弁護士料だけ無駄かなと。
それなら、同居を続けて私はお金を貯めたほうが有意義かと。離婚は印を押さなければいいし、調停を申し立てられても彼奴が有責だから、行かないことにする。その時間が無駄です。10年たてば子供も大きくなるし、お金も貯まるから離婚してもいいかもしれないし。その方がよさそうです。子供たちはとりあえず今のままがよさそうです。私が分析するに旦那は私と離婚しませんよ。私も稼ぎがありますからね。だからしばらくはこのまま様子を見ます。
婚姻届をする、4人に1人の夫または妻が離婚経験者という時代になりました。しかし、離婚が受け入れやすい社会環境になったからといって、夫人たちは軽々に離婚を選択するのではなく、むしろ男性の何十倍も離婚について悩んだ末に結論を出しているのです。
岐路に立つ夫婦
夫人たちは、夫の不倫に直面してもすぐに離婚を決意するのではなく、市民相談、占い、神社仏閣めぐりをして家内安全を祈願するなど、わらをもすがる思いで離婚回避のため何年も努力していることを私は知っています。
限界まで修復に努力する妻
妻は、子どものために夫を取り戻そうと必死になって夫と話し合い、自分の至らない面を素直に認めて夫婦関係の修復に努力しています。
しかし・・・止まらない夫の不貞、冷酷な態度、繰り返す暴力と暴言、パチンコと借金・・。離婚か修復かの迷いで1年2年3年・・を費やして悩みぬきます。
そして関係修復に努力しても、繰り返し発覚する浮気や暴力に直面して、「もう限界」と感じたとき、心を閉ざし静かに深く離婚を決意しています。妻たちが離婚を決断した場合、その後の行動はおどろくほど早く、後戻りはしません。
奥さん証拠が撮れましたよ!
「ワァ!これで忍従から解放される!溜息生活から解放されます(泣)」。
「・・結果を聞くのが怖かったですがこれで決心つきました」。
「フロ、メシ、ネルはもう聞かなくてすむ。夫婦でいる孤独より一人でいる孤独の方がラク」。
「晴れ晴れ離婚に病気も逃げるかも!」。
「これまでの屈辱を晴らせる!」。・・
私の報告を聞いた妻たちの第一声です。
妻の不倫を知った夫たちの声もみんな同じセリフです。
「外出が多くなったこと」。
「実家に泊まると言って不在だったこと。不明な時間が多くなったこと」。
「セックスを拒むこと」。
「隠し事が多くなったこと」。
「色々な謎がすべて氷解しました。これで気持ちの整理ができます」。
心の彷徨をしながら私のホームページにたどり着いてくれたあなたへ・・。
離婚できる人とできない人。早々と離婚する人。中年、熟年で離婚する人。それぞれが背負った運命のような気がします。
離婚を恐れてはいけません。「新しい人生のスタートラインに立っことができる」と考えてください。
離婚問題に遭遇したあなたの航路標識となる探偵事務所を目指しています。不倫調査39年の実績で解決への道案内を致します。