水戸興信所>【コラム】その離婚待って!離婚予備軍のご夫婦さんへ(4)

【コラム】その離婚待って!
離婚予備軍のご夫婦さんへ(4)

少年D
Dは幼児期の父子、母子関係に恵まれず、社会化が不十分であり、学校でも孤立無援の感情の中で育ち、絶望感、抑うつ感に支配されながら、無気力・無感動・無関心・持久力の欠如などの人格像を形成して、思春期・青年期に至り、環境からの誘惑に抵抗することなく非行少年になり、可能性として持っている資質は十分開花しないまま・・(略)。
以上、「迷走」あいわ出版 別府育郎・村田雅裕 著から引用

さらに団塊世代の子二世はさまざまな社会問題を引き起こしています。
社会秩序に反抗する暴走族、少女売春、アルコール・ドラック依存症の若者たち。若年層がおこす動機もわからない日常的に起こる殺人。小・中・高生の自殺。激やせ拒食症、激太りの過食症。就職も進学もしないとらえどころがない存在のニート。

高橋龍太郎医師が団塊の世代の父親たちを痛烈に非難します。 問題とされるべきはコギャルへと暴走する娘たち(ドラック・飲酒・セックス・茶髪・ミニスカ・ルーズソックス・ピアス・少女売春)を黙って見逃しているばかりか、むしろ肯定してしまっている親たちです。コギャルになった娘を叱ることができず放任主義を美徳と錯覚してしまっている親たち。 物欲にとらわれ、安易な快楽だけを求めている。そのためには社会のルールや人間としてのモラルを逸脱しても、いささかのやましさも感じない。コギャルたちは現代ニッポンの歪みの象徴のような存在です。

家庭事情の聞き取りの中で夫人たちから、「夫が会社に行かず部屋に引きこもりってしまった」「無気力で何を考えているのかわからない。」という悩み相談が多くなり、続いて夫のDV、発達障害らしいという相談が増え続けます。

尚、近年話題の多い「サイコパス(精神病質者)」も人格障害の一つで、この気質を持つ男性は社会問題をしばしば引き起こし、当然、結婚生活での紛争も絶えません。相談者の妻から夫の日常の言動を聞くと、「あいつは尋常ではない」という人も少なからずいるのです。サイコパスは圧倒的に男性が多いです。
サイコパスは、団塊の世代や二世に関係なく、資質は遺伝すると言われています。詳しくはこのホームペー「事件簿」に掲載することにします。

高橋竜太郎
児童・青年期と高齢者には心の問題が激増しています。これらの「社会の弱者」にゆがみが生じているのは社会全体が病んでいることを示唆しているのかもしれません。

それではなぜこれらの心の問題が増えているのでしょうか。背景には二つの問題が関係していると思われます。
一つは、子供のころからの養育環境・家庭問題です。その結果の現象は「機能不全家族」や「アダルトチルドレン」と呼ばれます。極端な場合、虐待やネグレクト(児童虐待・高齢者虐待・育児放棄)になるでしょう。
二つは「発達障害」、または「軽度発達障害」と呼ばれます。注意欠陥多動性障害(ADHD)、アスペルガー症候群(AS)、学習障害、知的障害、自閉症なども抱合されます。この二つ目は大きな共通点があります。それは、親からも周囲の人からも気づかれにくく、認知されにくいということです。

近年の臨床的研究によって、80万〜100万人に達するといわれる引きこもりやニートの60%は中学、高校時代に不登校の経験があることがわかっています。また、引きこもり・ニートの80%になんらかの発達障害が認められることや青少年犯罪の85%にある種の発達障害、ほぼすべてに機能障害家族が関与していることも明らかになりました。

激増している心の問題のほとんどすべてに、機能不全家族や発達障害が密接に絡んでいることを訴え、それらの早期発見と対応を提言しています。

家族に見るトラブルのパターン
結果として表れている多くのトラブルについて、実は共通した「根っこ」ともいえる問題がそれぞれの家庭にあります。一言でいうなら「父性欠如」と「母性過剰」ということです。

つまり、父親は物理的にも精神的にも不在がちで存在感が薄く、一方、母親は過剰なまでに子どもに干渉するような家族関係です。母親が過干渉になったり転じて放任になったりする背景には、多くの場合、母親自身が生育過程において或いは夫婦間において充分な愛情を受けていないという土台があります。

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