水戸興信所 探偵よろず日記

watanabe

参考



写真はイメージです



裁判離婚は民法770条に5つの離婚事由が定められており、この訴因で
争われますね。
1 配偶者の不貞 2 悪意の遺棄 3 3年以上の生死不明 4 強度の精神病で回復の見込みがない
5 その他婚姻を継続しがたい重大な事由

依頼者の夫人は、上記5を原因として離婚を請求しています。夫との出会い、婚約、結婚生活の過程において夫の、妻子に対する思いやりのない態度、身勝手かつ自己中心の気分屋。首尾一貫性のない言動、育児に対する非協力、侮辱的言動、日常的な暴言、などで、夫に対する違和感、不信感、恐怖が募る一方になり、信頼感、愛情を喪失し婚姻の継続しがたい事由として夫の具体的な言動を挙げています。

また、金銭に対する執着、自殺をほのめかして妻の心理を試す行動(カマをかける)、日常的な虚言、言葉巧みで多弁、夫に説教されると「自分に非があるのではないか」と錯覚してしまう、などで夫人が翻弄されて心身が疲労していくことが克明に記されています。

「東大卒、一流企業で将来が約束された夫」、の呪縛を自ら解き、実家に逃避しなければならないほど夫から日常的に精神的虐待を受けてきた妻。
「その他婚姻を継続しがたい重大な事由」を訴因にして裁判離婚を考えているご婦人にとってこの手記(手記を基にして訴状が作成された)は格好の教本になると思います。

投稿記事のモラハラ夫は東大卒です。

過日、読売新聞が「東大解剖」・「心の問題を抱かえる東大生が増えている」特集記事が掲載されていました。記事の要点は
〇境界性人格障害(衝動的、愛情要求が強い。自立心が乏しい)。
〇演技性人格障害(自己中心的、演技的、感情の表現がオーバー)。
〇自己愛性人格障害(自分は特別だと思い、そのように扱われるべきだと思っている。共感能力が欠乏し、嫉妬深い)。この三項目の気質が顕著です。今回の事例の夫は上記3つの項目に該当する人格障害者でした。

調査結果。夫は妻と別居して離婚調停中にもかかわらず、毎週金土日、1カ月8人の女性とドライブ、観光地巡りのあとラブホテルに入ったことを探偵が捉えることができました。ネットの出会い系でゲットした女性たちと思われます。多分、「東大卒・大企業」というハイスペックの謳い文句に釣られて清楚な服装でめかし込んで現れた女性たちの姿が痛々しかったです。

この女性たちの一人とアパートを借りて半同棲を始めたことを探偵の報告で知った夫人は、「ああ、また被害者が増えた」とため息をしました。


私のような被害者が出ないように、出会いから離婚訴訟を起こすまでの出来事を詳細に述べてみます、私は夫と職場で知り合って結婚しましたが出会いから異常でした。

1.出会いから新婚までの経緯等
 夫は東大卒で日本有数の電力会社に勤務しています。
 彼から私の両親に対し「結婚を前提にお付き合いさせて欲しい」と申入れがあり、両親が承諾してお付き合いを始めた。しかし、付き合い始めた当初から、自己中心的な性格であった。一例をあげると、私が待ち合わせ時間に5分遅れたことがあったとき、彼は私を罵倒しながら遅刻を攻めた。こんなことでこのような怒り方をする人を見たことはなく彼に不信感をもった。
 やがて彼からプロポーズされたが、生活観の違いから結婚してもうまくいかないと思い、プロポーズを断り別れることにした。が、彼は納得せず私に会うため執拗に私の家にきて居座るようになった。私は帰宅できず一週間ほどビジネスホテルに宿泊した。どうしても居座りが続くため彼の上司に来てもらい、彼を強制的に帰宅させることがあった。そうしたところ彼は会社を辞めると言い出し、〇県にある彼の実家に帰り、そこから私の家に連絡してきて「〇県の実家に来てほしい」と言った。私は、彼がこれほどまでに私を必要としているのかと思い、彼のプロポーズを受け入れた。私は彼と結婚し、茨城県内に住みやがて長男和也が誕生した。
2.婚姻の破綻
(1)婚姻を継続し難いこと
 夫の、私と長男に対する思い遣りのない態度、身勝手且つ自己中心的気分屋の性格と首尾一貫性のない言動、育児への非協力、妻の私に対し繰り返される侮辱と侮辱的言動などにより、夫に対する信用、愛情を喪失したことが、夫婦間の「結婚生活を継続し難い重大な事由」です。そして、私が離婚をはっきり決意したのは、後述する幼い子供の目の前でワイングラスを叩き割る暴力的な行動を契機に、それまで必死に耐えてきた夫の言葉の暴力や脅迫的な行動にたえられなくなったときです。

(2)具体的なこと
① 結婚当初
a ある日、夫は友人とゴルフに行くと言って出かけたがそれは嘘で、実は女性と会っていた ことを夫の携帯のメールをチェックして知った。その日夫は午前0時過ぎに帰宅した。携帯 電話を必ずロックしておく、明け方帰宅するなどいくつか不信感を抱かせることがあるの で夫に問い詰めると、ゴルフだと嘘をついて実は女と会っていたことを認めた。結婚して 半年程度でこの行為に私は夫に大きな不信感を抱きました。
b 夏ころ、私が食中毒にかかり病院に行かなければならない状態なのに夫は連れて行ってく れず私は父母に病院に付き添てもらった。私は、夫婦としての配慮が夫にはないと感じま
した。
② アメリカ出張中の出来事
a 夫がアメリカに出張することになり、私に会社を辞めてアメリカについてきてくれるよう に頼んだので私はやむなく退職して夫に同行した。向こうの生活でケンカすることが度々 あったが、「自分の意思でついてきたのだろう」「会社を辞めたのも自分で決めたことだ ろう。」などアメリカに赴任前に自分で言ったことと正反対のことを言った。 
  夫の発言は、常に首尾一貫しておらず気分しだいでころころ変わるのです。また、ケン カのときには、「荷物をまとめて日本に帰れ」などと言った。このように生活の中で優し さに欠ける行動が続くため私はホームシックにかかったが夫は顧みることもなく一人で自 由気ままに旅行をしていた。

b 私は、夫の自己中心的な言動に嫌気がさして二度帰国したが、私の母がいれば二人の諍い も緩和されると考えてアメリカに戻る際母に少しの間同居してもらうことにした。しかし 母を交えた生活でも性格に変化は生じなかった。例えば観光の時、田舎出の母親を気遣う こともなく自分で行きたいところだけを連れまわすだけで、地下鉄を一駅乗り過ごしたと き、夫は母に向かって「早くしないから乗り過ごしてしまった!」と嘆いたり、お土産を  たくさん持って帰ろうとスーツケースに詰め込んでいたときも「そんなに荷物を入れた  ら、重量オーパーらなりますよ!」と軽蔑の目で言うのでした。このように人の心情を理解 できないのであり、このような性格が夫ととは一緒にやっていけないと考える理由です。

c アメリカでの生活で、私はテレビ・ラジオもない部屋で生活をさせられ、インターネッ トは1日1回と制約され、生活費として与えられた金額だけ使うことを許されただけの生活 でした。夫は私に無駄使い等認めないのに、自分で平気で贅沢をする。このような夫に対 する違和感、不信感は募る一方でした。

 

イメージ


イメージ


③ 長男誕生
a 長男和也が誕生。夫はほとんど育児に協力してくれなかった。夫は、私に、「子供の相手 をしていればいいのだから専業主婦は楽だろう」などと無神経な発言をするので、これに 反発して口論になったとき、「お前が自分と同じ、給料を持ってくれば自分は専業主夫し てもいい。」と言った。育児は非常に手間がかかりストレスもたまる大変な仕事です。こ れを理解しない夫と心を通い合わすことができない。共通の認識が得られないことに落胆 しました。
b 夫婦で長男を小児科に連れて行ったことがあった。夫は駐車場にいて待合室には来ず、
 「診察が遅い。会社に間に合わなくなる!」などといって怒り出し、私が長男を抱いて完全 に乗り込まないのに急発進しようとしたのであわてて乗り込んだ。もう少し母子に配慮し た行動をとって欲しいのが心情です。
c 長男のチャイルドシートを購入したとき、私に「5万円もするような高級なものを勝手に 買うな。」と怒った。夫は私に内緒で高級時計2個購入しているのに5万円の買い物に目く じらを立て、しかも高級時計の購入は私に証拠を突きつけられるまで隠していたのです。 このように、夫婦であるのに事実がバレルまで隠し続ける夫に対し不信感は募るばかりで す。そして、自分の事は棚に上げて人を非難する自分勝手な人だと改めて思いました。
d  夫婦ケンカのたびに、「専業主婦は楽でいいよな!」、「俺と同じ給料を取ってこい!」 といった暴言を浴びせられることに嫌気がさし、資格を取って働こうと考えある国家資格 取得を決意した。夫にそのことを話すと、「資金がかかるからダメだ!」といって不機嫌に なり全く聞く耳を持たなかった。私は、資格を取得して働く夢を諦められず、「資金は私 の実父に出してもらう」と夫に話したところ夫はあっさり承諾した。夫にとっては、私の 夢や希望より、夫婦のおカネの維持のほうが大切なのだと気づき、私に対する愛情の欠如 金銭への執着心、利己性を痛感しました。

④ フランス赴任決定後の出来事
a 夫のフランスへの赴任が決まったが、私はアメリカに夫婦で赴任したときの嫌な経験か ら夫と一緒にフランスへ行くことを拒否したところ、夫は、「同行しないなら離婚する」 と言い張ったため、私は短期大学に通学して資格取得の勉強中であったが、仕方なく休学 してフランスに同行することにした。私は自分の目標を一時中断して家庭を円満にしょう と努力したつもりでした。

⑤ フランス滞在中の出来事
a 夫のフランスの滞在に私と長男も同行したが、休日など夫は一人で観光に出かけ、育児 に相変わらず協力せず母子家庭同様の状態でした。夏、夫の思い付きで家族旅行をしたと き、ホテルに着くや夫は音楽をダウンロードしてパソコンに夢中になっていた。長男が夫 に相手にしてほしがっているのに全く相手にしてくれなかった。妻子に、もっと優しくで きないのだろうかと考えずにいられなかった。
 旅行は車を利用した。初めての道路なので運転を怖がる私に夫は、「自分がナビゲーター をするからお前は指示通りに運転すればいい、それくらいはできるだろう!」と突き放なさ れた。「慣れない環境だから俺が運転する」と言ってほしかったのですがそのような心情 を酌む思い遣りがないのです。
b ある日、夫に30分だけ子供をみてもらうことにして私は散歩に出かけたことがあった。 家に近づくと子供の泣き叫ぶ声が聞こえた。部屋に入ると夫はベットに寝転んでいてその 脇で子供が大泣きしていた。夫は、泣いた子を少しあやしたが、いつまでも泣き止まない のでそのままにしておいた、とのことでした。わずか30分の外出の間さえ泣き叫ぶ我が子 をあやそうともしない夫に父親としての自覚があるのだろうかと落胆するとともに、夫の 気持ちが理解できませんでした。



イメージ


イメージ


⑥ フランス滞在中の出来事2
c 家族でフランスで生活しているとき私の母親が交通事故の被害に遭い亡くなりました。
 亡母の事を思い出し感傷的になって涙すると夫は「自分が泣かしているみたいだから泣く な」という。涙を流す心情が伝わらないのだと、更に悲しい気持ちになった。
d 母親が突然亡くなったことで私は日々悲しみに暮れていた。ところが夫は何かの拍子に怒 り出すと、「お前は母親の死亡保険の補償金で生きて行け」といったり、亡き母親の写真 を見ながら泣いていると、「泣いても仕方ないだろう。死んだ人間より生きている人間を 大切にすべきだ」など、私が故人を悼んでいる感情は全く無視され、さらに「自分より、 亡母を大切にしている」といって私を深く傷つけた。私は、夫との心の隔たりの大きさに 悲しみが増すばかりでした。
e 私は亡母をしのんで毎日線香を焚いていたが、ある日夫はその中に自分で吸ったたば  この吸い殻を乗せた。私はこの行為に唖然となった。私と亡母に対する冒とくとしか取れ ない。夫には人として最低限わきまえるべき礼儀や常識が欠落しているとしか思えなかっ た。
f  夫は、子供が寝付きそうなときに酒に酔って部屋に入ってきて、明かりを点け、自分の 不平不満をまくし立て、「お前は自分のために何もしてくれない。専業主婦は楽でいいよ な。昼間はいつも寝ていられるから楽でいいよな。お気楽でいいよな。ここへはお前の意 思で来たのだから帰るなら荷造りは自分でやれ。極悪人には子供は育てられない。」と怒 鳴った。
 その時の気分で罵詈雑言を浴びせたり、言うことがころころ変わる夫の身勝手な性格は直 らないと思わずにはいられなくなりました。
g 子供に対しても、離婚が決まってもいないのに、「パパは本当のパパではなくなるか  ら」と言ったり、一人で激高して子供の面前でワイングラスをたたきつけて割った。幼児 面前でグラスを床に叩きつけて割るなど、常軌を逸している行為としか思えません。
 また、子供には寝ろと言いながら、その脇で喫煙をし、ボリュームを最大にしてCDをか  け、酒に酔いつぶれて寝てしまうなど、子供のことなどまるで考えない傍若無人ぶりで  す。ある日、子供が塗り絵遊びに夢中になり文具「のり」を大量に使ったことを「どうし て無駄に使うんだ」となじり、また、クレヨンをじゅうたんに落としたとき「クレヨンは じゅうたんに色が付くから今度落としたら捨ててしまうから。」とムキになって叱るので 私が反論すると、「じゃあ好きなだけ汚せばいい。」と不貞腐れるのでした。夫は機嫌が 悪いと物にあたり破損させる。それについては謝罪も反省もしないのに、子供がじゅうた んに落としたクレヨンにはこのようにムキになるのを見て、自分のことは棚に上げて、人 のことを平気で非難する身勝手な人だと何度も思い知らされました。
h ある日、夫婦ケンカの末に離婚話が出たとき、夫は「自分は生きていても何の楽しみもな いから死ぬ。」などと言って日本酒をがぶ飲みし、ベルトを持って部屋を出ようとした。 私は夫がベルトで首を吊って自殺するつもりだと思い、何度も止めようとしたが私を振り 払って車で出て行った。私は2歳の子を部屋に残しておくこともできず、夫の帰りを待つし かなかった。そうしたところ、夫は戻ってきては、また車で出ていくという行為を4度繰り 返した。私は一睡もせず待っていたところ、午前3時過ぎにようやくベルトと日本酒を片手 に部屋に戻ってきた。私はほっとしたが、このような行動に出る夫に理解不能の部分があ る事を思い知らされて心身ともに疲労してしまいました。

(3)まとめ
① 結婚生活中、夫婦ケンカのたびに、「お前はいつ働いているんだ」などと、専業主婦は何 も仕事をしていないかのような発言をして妻を侮辱し続けました。
② 夫は、妻と子供が一番大事だと言っている。しかし、妻から見て夫の言葉には虚言が多  く、行動が伴っていない。夫婦ケンカのたびに、「離婚する」と言う。その他の暴言や虚 言の繰り返しによって妻の夫に対する信頼度や愛情は徐々に薄らいでしまいました。
③ 夫の暴言、虚言、言葉巧みな(話術による)説教によって、私はいつも自分自身でいつも  身構えたような防御態勢になり、自分が何かおかしいのではないか、自分が何か見失って いるのではないか、と自分に原因があるかのように錯覚し、自己不信に陥ったこともあり ます。
④ この夫と婚姻を継続すると私自身が潰されてしまう危険をはっきり自覚しています。もう 無理です。助けてください。

第4回 水戸黄門漫遊マラソン

マラソンコース千波湖畔にて

お父ちゃんランナーを待つ妻と子供たち

当日、小雨が断続的に降ったため10数人が雨宿りのできるトイレの通路に立ってランナーの声援をしていた中にこの母子4名がいた。母親は35歳位か?長男小学3年長女4歳、次女2歳位の家族。

長男と長女は「父ちゃん(とうちゃん)未だかな?・・」と、しきりに母親に尋ねている。ランナーとして出場している父親を応援に来たようだ。この子供たちの年齢だと父親を「お父さん」とか「パパ」などと呼ぶと思っていたが、「父ちゃんが来ない」「父ちゃんが来ない」と連呼する声に筆者はとても興味が湧いて数メートル脇にいたこの母子の様子をそれとなく観察させてもらった。

集団で走ってくるランナーを見て、「全校集会の様だ・・」と批評する長男。水戸黄門など仮装のランナーにはそれぞれの評価。苦しそうな表情のランナーには「頑張れー」と母子で声援を送る・・。その声援の合間に「父ちゃん未だかな?・・」心配と、まだ姿の見えない父親を案じる声が間断なく続く・・。この母子の声援に気が付いてから3時間を経過したころから、「父ちゃん来ないなー」「父ちゃん行ってしまったんじゃないの?・・」と心配の声に変わってきた。母親はジッと千波湖畔コース後方のランナーを凝視したまま立ち尽くしている。末娘さんは兄と母親の周りでずーっと独り言(彼女なりの物語らしい)をして何やら仕草を続けている。この身振り手振りが可愛らしい。

4時間を経過する頃、流石に心配になったらしく母親は末娘の手を引いてコースの脇の路肩を歩いて後方のランナーの様子を見に出て行ってしばらくして戻ってきた。

また立ち尽くして父親を待つ母子の長男が「父ちゃんだ!」と叫んだ(写真上段の右側)。家族応援団に迎えられた父ちゃんは笑顔で子供たちと握手したり抱きかかえたり・・。

明るい賑やかな子供たち。余計な言葉を発しないでジッと立ち尽くして夫を待つ妻。その家族に迎えられた「父ちゃん」の嬉しさは如何ばかりか。このご家族の絆を見てとても清々しい思いの水戸黄門漫遊マラソン観覧になりました。

 

 



性につながる五感
人間が幼い時から養わなければいけないのは快、不快、怒り、恐れ、喜び悲しみなど、原初的でとても単純な感情(情動)です。空腹になれば泣き、満腹になれば笑う赤ちゃんの状態を想像してください。快さが満たされないと、赤ちゃんの心は育ちません。この情動は、読み、書き、そろばん、パソコン、ゲーム機などでは決して育ちません。
ことばだけにたよったコミュニケーションや触れ合いでは、そだっていきません。スキンシップ、手と手の握り合い、美しい風景、安らぎの音曲、目と目の見つめ合いなど、五感を働かせて初めて育っていくのです。そして、この五感こそは常に性についてまわるのです。

五感とは、視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚(皮膚感覚)のことをいいます。人間には、頭部に開いた目、耳、鼻、口の七つの穴。さらに男性は下半身に二つ、女性は三つの穴がある。これらの穴が五感を養う上で非常に大事な役割を果たします。皮膚とこれらの穴は、外の世界と直接交流する器官であり、生命体としての人間を見るとき、まずこのことを考えなければ理解できません。

快感が脳を発達させる
人間の五感のうちで皮膚感覚が一番早く出来上がります。皮膚は外からのメッセージ(情報)が一番入りやすい部位です。だからこそスキンシップが大切になるのです。この皮膚には、無数の受け皿があって、そこを刺激すると脳に刺激が伝達されます。
生後、たった一匹だけで育てられたサルを三カ月後に群れに返しても、そのサルは群れの仲間とあそそべない。これは、母サルとのスキンシップがないためです。
皮膚感覚をはじめとする五感によって快さが得られれば得られるほど、大脳の情動をつかさどる部分が発達します。ここが発達不足だと、前述のサルのようになってしまう。ただ愛されることを待つだけで、与え合う愛を知らない人間になってしまう。
こうした点で見ると、現代社会は、五感を使っての原初的な触れ合いが最も欠落している時代だといえないでしょうか。

アスファルトジャングルや車公害で自然は著しく破壊され、人と自然の接触が減っている。核家族で、兄弟が少ないうえ、父親は会社人間で家にいない。産業化による食住分離で父親の影はますます薄くなっている。子供は子ども部屋に閉じこもり、家族同士の触れ合いが少ない。母子ベッタリで病的母子共生といった偏りも生じている。そして、虚像でしかないテレビやゲームやパソコンの映像が実像のように思えてくる・・・。

人間の行動に不可解なことが多いわけ
本能の欲求が満たされれば快になり、満たされなければ不快になる。生物全般が快感を追及しているわけで、人間も同じことです。誰だって不快なものより、快さを求めます。
人間は性に関してはなりふりかまわず、自分の欲望を満たすために直進する。ここには不快を避け、快を求めようとする人間の本能が働いている。人間は誰でも、この快感原則が全うされると楽しくなります。こういった楽しいという高等な感覚は、人間だけのものであり、生きていくための食欲、子を産むだけの性欲なら他の動物と共通のものだが、人間はそれ以上に食べる楽しみで食べ、抱き合う楽しみで抱き合う。
 では、不快を感じたらどうなるかというと、不安なら恐れに変わり、そして怒りに発展していき、さらには攻撃に移行していきます。自分が満足するために障害となるものは、すべて取り除かなければならないのです。
 さて快感原則を主体とする性行動に必要なのは、自分の体の内部からの情報を感じることなのです。だから、好きな人との接触はどんな些細な事であっても、からだ全体をしびれさせるような快感に転嫁するし、反対に、こころの離れた相手や嫌いな相手の指がほんの少しでも自分の肌に触れただけでも鳥肌が立ち、吐き気を起こすこともあるのです。快感というものは漫然としています。どこがどれほど快いか、どれくらい深いなのかを表現することはむずかしいです。あまりにも曖昧でどこがどう快感しているのかわかりません。そして、わからないすらこそ男と女の間に交わされる愛撫という名のコミュニケーションに快感の秘密があるのかもしれません。




これは 大島 清 著 脳が快楽するとき からの転記です

依頼人 妻 藤井里香(48)保険セールス
対象者 夫 藤井春夫(51)保険代理店経営 仮名

写真はイメージ




調査目的
夫の浮気調査

相談概要
私が2階に上がると夫が携帯電話をあわてて隠した。「誰と話していたの」と聞くと、「飲み屋の女だ何でもない」という。夜中に隠れてメール交換している。ある時、「俺には女がいる。その名は死んでも言えない。秘密を墓場まで持っていく」などと告白したことがある。それ以来夫を受け入れなくなり5年間セックスレス。夫の様子を見ていると落ち着きがなくなった。浮気していると確信できる。夫に「女がいても構わない。どうぞご自由に」と、悔しい意地を張っているが、どこのどんな女なのかは知っておきたい。
「私はあなたの隠している女のことは何でも知っているのよ」と、気持ちのうえで優位に立ちたい。鼻を明かしてやりたい。

夫は、他人には徹底して愛想よくふるまうが、私には、誠実さがない。心ここにあらずという感じだ。人間味がない。嘘が多い。トゲがある言葉を平然と浴びせる。夫に対する憎しみが一杯で家庭内別居状態が続いている。うつで心療内科に通院しているがどうしても夫に対し心が開けない。

調査結果
依頼人は、探偵が撮影した春夫とデートしている女の写真を見たとたん「あ!英子さんだ・・」と叫んだあと押し黙ってしまった。夫の不倫相手は、同じ市内の保険会社に勤務する英子(47)だった。公務員の夫と21歳の息子がいる。春夫と英子は、隣町のスーパー駐車場で待ち合わせて春夫の車で30キロ離れたラブホテルに直行する。平日のデートなので、フリータイムを利用して昼まえから夕方までホテルですごす。帰路、食事をとって帰宅する。毎週一回、同じ行動だった。

状況
「夫と英子が独身時代に付き合っていたのは分かっていたが、ずっと続いていたとは夢にも思わなかった。私に対する最大の裏切りで、今までの結婚生活を全て否定された感じだ」と依頼人。 二人は、会合や研修旅行などいつも一緒に参加していた。研修旅行のとき、春夫は、「夫婦で参加するのは恥ずかしいからお前は留守番していて」と妻には参加させなかった。旅先で、参加者の目を盗んで密会していたのだろう、と長年騙され続けた妻は悔しがった。
程なく英子の勤務する会社に「英子の素顔を暴く」怪文書が投函されて、英子は会社を去った。

 

依頼者 内田幸一(32)会社員 独身
対象者 女ストーカー

調査目的 ストーカー対策・女の身元調べ

相談概要
携帯電話の出会い系で知り合った(自称)青木加奈子と性的関係を持って交際1カ月。彼女は、感情の起伏が激しく情緒不安定というか、精神的異常を感じた。普通の人間ではないと思い、理由も言わず逃げるように一方的な別れ方をした。間もなく、昼夜の別なく自宅と会社に無言電話が入るようになった。青木と交際中に、聞かれるまま、自宅、会社の電話を教えたことがあるので別れた青木の行為だと直感した。

特に、会社へいたずら電話が頻繁に入り、事務員に僕の名前を言って呼び出して出ると切れている。中傷電話がかかってくる。会社に事情を説明して対策を検討していただいて、僕の呼び出しについては、「業務中」を理由に呼出しに応じないことにしてくれた。無視すると会社の門付近を歩き回るようになった。避けるように裏門から出退勤を続けると、ある日電車の改札口に立っていた。あわててホームに戻り次の電車で一駅先で降りてバスで会社まで来た。不気味さを感じるあの女性とは怖くて話し合いはできない。

このまま会社にいたずら電話が続けば私は解雇される。また、自宅付近の住民に僕を誹謗中傷する投書があり、両親もノイローゼになってしまった。僕もおびえ続けてうつになった。このような状態が3カ月続いている。
警察に相談すると、「電話がかかってきた時間。回数(着信記録)をメモしておくように。できれば、会話録音をとるように」とか、「手紙、ビラなどを保存しておくように」など指導してくれたが、「電話の逆探知」などは、よほどの犯罪でなければだめだと言われた。警察は今のところあてにすることはできない。
僕として、女の住所を突き止めて対策を立てたい。何かいい方法を教えてほしい。

調査結果
女の携帯電話番号から、所有者・住所氏名の情報を取得した(2003年5月個人情報保護に関する法律制定以前は、闇・データバンク屋に問い合わせると、個人の情報、例えば銀行口座・残高、勤務先、健康保険証番号、家庭の固定電話などほとんどなんでも個人情報が有料で入手できた)。女の実家の固定電話も判明した。固定電話の住所から、女の住民票、戸籍謄本を入手して家族構成も分かった。女の自宅から行動調査をした結果、昼は、「便利屋」でアルバイトをしていた。夜は週3日風俗店でバイトをしていることが分かった。

女への対応
依頼者は、女の携帯番号へ電話した。「あなたの本名は○○ですね。勤務先は○○。夜のバイトは○○ですね。住所は東京都世田谷区○○町〇番✖号、父母の名前は○○・・。こんご、今までのようなストーカー行為を止めないと、こちらから仕返しをするか、警察に貴女のことを訴える。あなたの情報すべてがわかったので、警察はすぐに動いてくれるから・・」と告げた。
それ以降、電話攻撃、手紙は止まり、会社、駅の待ち伏せもなくなった。

探偵の眼
ストーカー対策は、行為者が元夫とか、元彼など身元が分かっている場合と、身元分からない者によるストーカーなのかによって、対策が分かれます。身元が分かっているストーカー対策は、覚悟のうえでやっているのですから難航します。躊躇することなく警察へ相談することです。身元が分からないストーカーの場合は、この事例のように正体を暴けばあっさり引く場合が結構あります。高齢化社会を映し出す面白い事例があります。一人暮らしの70歳の男性は、スーパーの椅子に座っている65歳くらいの女性に声をかけ、意気投合してお茶飲み友達になりました。以後、毎日男性宅に来て部屋の掃除・庭の掃除をしたり、手紙を毎日届けにきたり、男性の先祖代々の墓地掃除をしたりしました。女を疎ましく思った男性は、女に一方的に絶交を申し渡したところ、女は毎日通って道路に立って監視を続けるようになり、一日300回も無言電話をかけ続けて警察に逮捕されました。
本題の内田幸一や、スーパーで声をかけた70歳の男性のように、女性からストカー攻撃を受けないためには、恨まれない別れ方をすることですね。それ以前に(交際前に)、男女ともに、その人の言動を観察してストーカー気質があるかどうか見抜くことが一番の対策なのですが・・・。





画像はイメージです



この記事は2017/10/23 ウエブサイト 弁護士ドットコムコーナー においてライターの吉田潮さんが、澤藤亮介弁護士(東京弁護士会所属・新宿キーウエスト法律事務所所属)さんに不倫について取材した記事を転載しました。不倫に関する警鐘についてこれほどわかりやすい解説はないと思ったので丸ごと転載しました。

芸能人の不倫スキャンダルが巷をにぎわせています。信頼、キャリア、仕事を失うだけでなく、お金も家族も失う・・・それが不倫です。頭ではわかっているはずなのに、止められないのは人間の悲しい性。

今回、軽い気持ちで不倫に踏み出してしまったけれど、収拾がつかないひと、または「自分だけは大丈夫」と根拠のない自信で不倫しようと思っている「不倫予備軍」に向けて、本当は恐ろしい不倫の現実をお伝えします。澤藤亮介弁護士に聞きました。(ライター・吉田潮)

●「軽い気持ちで手を出しやすく、発覚もしやすい」SNS
Q まずは、昨今の不倫事情と傾向を教えてください。
A 2003年に弁護士登録しましたが、その当時に比べると、有責配偶者の男女比の差は減り、妻が不倫するケースが増えてきた印象があります。本来、不倫はクローズドなものだったはずです。ところが、昨今の不倫は、普通にデートしたり、友達にも相談したり、SNSに書き込んだり。SNSのおかげで出会いやすくなり、遠距離の交際もしやすくなったのでしょうね。でも、軽い気持ちで手を出しやすくなったことで、逆に発覚しやすくなったとも言えます。

Q 別れ話がこじれたり、浮気が発覚したりして、不倫相手、または配偶者がエキセントリック(常軌を逸した)な行動をとる、というケースもありそうです。
A 「(相手が)会社に来てしまう恐れがある」というご相談はあります。この場合、法的に難しいところがあって、例えば、相手が会社の人事やコンプライアンス(法令遵守)委員会に駆け込むなどしても、それが懲戒事由の報告のような形であれば、違法な行為とは原則いえないんです。ただし、それ以外の目的で、不倫相手の会社に行って「上司を出せ!」とか、勤務中の面会を求めると、後々、その行為が不法行為になる可能性があります。

Q テレビドラマでは、自宅や職場に誹謗中傷のファツクスやメールが送られてくるという話もよくあります。
A  現実でも、たまにありますね。ただ、誰がやったのか特定するのが非常に難しいケースが多いです。逆に特定すれば、賠償請求できるケースもあるのですが、なかなか証拠をつかめないというのが現状のようです。程度がひどい場合は、実際動いてくれるかという問題はありますが、警察に捜査してもらうしかありません。

Q  配偶者にバレて発覚するのではなく、不倫相手に逆ギレされて、報復として性行為の動画をインターネットに曝された事例もありました。
A 私自身、そこまでの案件はさすがにありませんが、不倫関係であることにどちらかが苛立ったり、別れ話がもつれたりした結果、感情的になってトラブルに発展するケースは多いですね。怒りのあまり婚約破棄などの慰謝料請求してくることもありますが、既婚者であることを隠したようなケースでない限り、認められないでしょう。
こうしたケースでは、事態が悪化する前に、和解金の支払いなどを話し合う必要があります。その上で「アップロードしない」「第三者に開示しない」と約束させるしかないでしょう。

 

画像はイメージ



この記事は弁護士ドットコム からの転載です。

● スマホのロックが解除される「3つの発覚パターン」
Q  そもそも、なぜ不倫はバレるのでしょうか
A  いい質問ですね。私が扱う不倫案件でいうと、ほぼLINEです。8~9割がLINEから発覚しています。裁判ではLINEのやり取りが証拠として出ることも多いです。裁判所が証拠として使用できるか否かが問題である「証拠能力」の有無については議論がありますが、民事裁判では、証拠に刑事裁判ほどの厳格性がないので、頻繁に証拠として提出されていますよ。画面をスクリーンショットで撮ったもの、あとはトーク履歴のテキストを転送したもの等が丸ごと出てきたりします。

画像はイメージ



Q スマホには通常ロックをかけているはずですが、配偶者に見られてしまうということですか。
A 私がお話を伺う限りでは、発覚のパターンは3つ。「家族にわかりやすいパスワード」「後ろから押しているところを見ていて、キーの位置で何となくバレる」、そして「酔っぱらって寝ているときに、指紋認証でロック解除される」です。いまだに4ケタのパスワードで、しかも家族ならわかるような数字にしている人が、意外と多いんですよね。

Q なんて単純! なんてうかつな! それだけ配偶者を侮っているということですね。
A 少なくとも、IT関係の知識や能力を配偶者以上に持っていない人は、不倫してはいけません。同等でも危ないです。不倫というのは本質的にバレやすい行為です。刑法的に言うと「共犯」がいる行為ですから。つまり自分が100%証拠を隠したとしても、不倫相手がどこまで隠せるかという問題があります。
変な言い方ですが、単独犯だったら完全犯罪も遂行しやすいけれど、共犯がいるので発覚の危険度は単純に2倍となるわけです。そしてもうひとつ、みなさん「興信所をよく使う」ようになりました。

Q 興信所!? つまり探偵を雇う一般人が増えているってことですか?
A  裁判でも、ご相談の段階でも、興信所の資料はよく出てきます。昔に比べると、ネット検索で探しやすく、アクセスしやすくなったのでしょうね。ただし、実際には「本人の自白」も多いです。配偶者から「私は何年何月何日まで誰々と不倫していました」と白状させられて、録音されたり、書かされたりしているんです。

● もつともこじれる「不倫中のウソ」
Q  嘘や隠し事は必ずバレるということですね。
A  最もこじれるのは「配偶者とうまくいっていない」「別居していて、離婚しようと思っている」と交際を始める前に嘘をついて不倫を始めたケースです。相手が既婚者だと知って関係を始めた場合には本来、交際相手に対する慰謝料は成立しずらいのですが、「既婚なのに未婚と偽って交際」し、ご両親に挨拶するなど社会通念上、婚約したといえる関係になると「婚約不当破棄」になり、また「妊娠中絶による精神的苦痛」も慰謝料の理由になることもあります。

Q  実際に、裁判になっしまうケースというのは相当めんどくさそうですね。
A 私は不倫の慰謝料請求について、「入り口と中身の問題」があるとよく説明しています。「入り口」は慰謝料の請求が成り立つかどうか。争点となるのは「肉体関係があったかどうか」、「既婚と知っていたかどうか」、だいたいこの2点です。

でも実際には、そこが争われるケースは意外に少なく、請求権が成立することが前提として「中身」つまり、慰謝料の金額が問題の中心になることが多い印象です。その場合、裁判所が慰謝料の金額を決める際に通常考慮する交際期間、性交渉の回数や頻度を立証する責任があるのは、申し立てをする側です。

Q 恥ずかしいいやら情けないやら。それに裁判となるとお金もかかりますよね。
A 不倫が発覚すると、極端に言ってしまえば「元サヤに戻るケース」と「破綻して離婚するケース」があります。前者は不倫があっても夫婦が仲良しとなると裁判所は損害が少ないとみなし、慰謝料は減額されます。但し、後者の場合で、さらに小さなお子さんがいて離婚となると、慰謝料は300万円を超えの高額になることもありますよ。

Q 不倫慰謝料の基準額ってあるのでしょうか?
A ケースバイケースですが、代理人として交渉する弁護士の立場から言えば、裁判にならなかったとしても、相手方への慰謝料と弁護士費用で200~300万円は用意していただきたいです。その用意ができないのに不倫をするというのは、たとえていうなら「無保険で車を運転しているようなもの」です。事故を起こしたときに、自分の責任すら賠償できない。そんな悲惨な状態なのです。

Q 実際には発覚後、どのような経過をたどることが多いのでしょうか?
A 和解の形はいろいろで、慰謝料の金額で「早期解決」を求める人もいれば、「とにかく交際をやめさせたい」という人もいます。代理人として弁護士が入って交渉することで、被害感情や応報感情(相手に損失を与えたいという気持ち)は時間とともに減退していくことが多いです。

Copyright © 2015. 離婚、浮気調査の水戸興信所 All Rights Reserved.