水戸興信所 探偵よろず日記

watanabe

 



性につながる五感
人間が幼い時から養わなければいけないのは快、不快、怒り、恐れ、喜び悲しみなど、原初的でとても単純な感情(情動)です。空腹になれば泣き、満腹になれば笑う赤ちゃんの状態を想像してください。快さが満たされないと、赤ちゃんの心は育ちません。この情動は、読み、書き、そろばん、パソコン、ゲーム機などでは決して育ちません。
ことばだけにたよったコミュニケーションや触れ合いでは、そだっていきません。スキンシップ、手と手の握り合い、美しい風景、安らぎの音曲、目と目の見つめ合いなど、五感を働かせて初めて育っていくのです。そして、この五感こそは常に性についてまわるのです。

五感とは、視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚(皮膚感覚)のことをいいます。人間には、頭部に開いた目、耳、鼻、口の七つの穴。さらに男性は下半身に二つ、女性は三つの穴がある。これらの穴が五感を養う上で非常に大事な役割を果たします。皮膚とこれらの穴は、外の世界と直接交流する器官であり、生命体としての人間を見るとき、まずこのことを考えなければ理解できません。

快感が脳を発達させる
人間の五感のうちで皮膚感覚が一番早く出来上がります。皮膚は外からのメッセージ(情報)が一番入りやすい部位です。だからこそスキンシップが大切になるのです。この皮膚には、無数の受け皿があって、そこを刺激すると脳に刺激が伝達されます。
生後、たった一匹だけで育てられたサルを三カ月後に群れに返しても、そのサルは群れの仲間とあそそべない。これは、母サルとのスキンシップがないためです。
皮膚感覚をはじめとする五感によって快さが得られれば得られるほど、大脳の情動をつかさどる部分が発達します。ここが発達不足だと、前述のサルのようになってしまう。ただ愛されることを待つだけで、与え合う愛を知らない人間になってしまう。
こうした点で見ると、現代社会は、五感を使っての原初的な触れ合いが最も欠落している時代だといえないでしょうか。

アスファルトジャングルや車公害で自然は著しく破壊され、人と自然の接触が減っている。核家族で、兄弟が少ないうえ、父親は会社人間で家にいない。産業化による食住分離で父親の影はますます薄くなっている。子供は子ども部屋に閉じこもり、家族同士の触れ合いが少ない。母子ベッタリで病的母子共生といった偏りも生じている。そして、虚像でしかないテレビやゲームやパソコンの映像が実像のように思えてくる・・・。

人間の行動に不可解なことが多いわけ
本能の欲求が満たされれば快になり、満たされなければ不快になる。生物全般が快感を追及しているわけで、人間も同じことです。誰だって不快なものより、快さを求めます。
人間は性に関してはなりふりかまわず、自分の欲望を満たすために直進する。ここには不快を避け、快を求めようとする人間の本能が働いている。人間は誰でも、この快感原則が全うされると楽しくなります。こういった楽しいという高等な感覚は、人間だけのものであり、生きていくための食欲、子を産むだけの性欲なら他の動物と共通のものだが、人間はそれ以上に食べる楽しみで食べ、抱き合う楽しみで抱き合う。
 では、不快を感じたらどうなるかというと、不安なら恐れに変わり、そして怒りに発展していき、さらには攻撃に移行していきます。自分が満足するために障害となるものは、すべて取り除かなければならないのです。
 さて快感原則を主体とする性行動に必要なのは、自分の体の内部からの情報を感じることなのです。だから、好きな人との接触はどんな些細な事であっても、からだ全体をしびれさせるような快感に転嫁するし、反対に、こころの離れた相手や嫌いな相手の指がほんの少しでも自分の肌に触れただけでも鳥肌が立ち、吐き気を起こすこともあるのです。快感というものは漫然としています。どこがどれほど快いか、どれくらい深いなのかを表現することはむずかしいです。あまりにも曖昧でどこがどう快感しているのかわかりません。そして、わからないすらこそ男と女の間に交わされる愛撫という名のコミュニケーションに快感の秘密があるのかもしれません。




これは 大島 清 著 脳が快楽するとき からの転記です

依頼人 妻 藤井里香(48)保険セールス
対象者 夫 藤井春夫(51)保険代理店経営 仮名

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調査目的
夫の浮気調査

相談概要
私が2階に上がると夫が携帯電話をあわてて隠した。「誰と話していたの」と聞くと、「飲み屋の女だ何でもない」という。夜中に隠れてメール交換している。ある時、「俺には女がいる。その名は死んでも言えない。秘密を墓場まで持っていく」などと告白したことがある。それ以来夫を受け入れなくなり5年間セックスレス。夫の様子を見ていると落ち着きがなくなった。浮気していると確信できる。夫に「女がいても構わない。どうぞご自由に」と、悔しい意地を張っているが、どこのどんな女なのかは知っておきたい。
「私はあなたの隠している女のことは何でも知っているのよ」と、気持ちのうえで優位に立ちたい。鼻を明かしてやりたい。

夫は、他人には徹底して愛想よくふるまうが、私には、誠実さがない。心ここにあらずという感じだ。人間味がない。嘘が多い。トゲがある言葉を平然と浴びせる。夫に対する憎しみが一杯で家庭内別居状態が続いている。うつで心療内科に通院しているがどうしても夫に対し心が開けない。

調査結果
依頼人は、探偵が撮影した春夫とデートしている女の写真を見たとたん「あ!英子さんだ・・」と叫んだあと押し黙ってしまった。夫の不倫相手は、同じ市内の保険会社に勤務する英子(47)だった。公務員の夫と21歳の息子がいる。春夫と英子は、隣町のスーパー駐車場で待ち合わせて春夫の車で30キロ離れたラブホテルに直行する。平日のデートなので、フリータイムを利用して昼まえから夕方までホテルですごす。帰路、食事をとって帰宅する。毎週一回、同じ行動だった。

状況
「夫と英子が独身時代に付き合っていたのは分かっていたが、ずっと続いていたとは夢にも思わなかった。私に対する最大の裏切りで、今までの結婚生活を全て否定された感じだ」と依頼人。 二人は、会合や研修旅行などいつも一緒に参加していた。研修旅行のとき、春夫は、「夫婦で参加するのは恥ずかしいからお前は留守番していて」と妻には参加させなかった。旅先で、参加者の目を盗んで密会していたのだろう、と長年騙され続けた妻は悔しがった。
程なく英子の勤務する会社に「英子の素顔を暴く」怪文書が投函されて、英子は会社を去った。

 

依頼者 内田幸一(32)会社員 独身
対象者 女ストーカー

調査目的 ストーカー対策・女の身元調べ

相談概要
携帯電話の出会い系で知り合った(自称)青木加奈子と性的関係を持って交際1カ月。彼女は、感情の起伏が激しく情緒不安定というか、精神的異常を感じた。普通の人間ではないと思い、理由も言わず逃げるように一方的な別れ方をした。間もなく、昼夜の別なく自宅と会社に無言電話が入るようになった。青木と交際中に、聞かれるまま、自宅、会社の電話を教えたことがあるので別れた青木の行為だと直感した。

特に、会社へいたずら電話が頻繁に入り、事務員に僕の名前を言って呼び出して出ると切れている。中傷電話がかかってくる。会社に事情を説明して対策を検討していただいて、僕の呼び出しについては、「業務中」を理由に呼出しに応じないことにしてくれた。無視すると会社の門付近を歩き回るようになった。避けるように裏門から出退勤を続けると、ある日電車の改札口に立っていた。あわててホームに戻り次の電車で一駅先で降りてバスで会社まで来た。不気味さを感じるあの女性とは怖くて話し合いはできない。

このまま会社にいたずら電話が続けば私は解雇される。また、自宅付近の住民に僕を誹謗中傷する投書があり、両親もノイローゼになってしまった。僕もおびえ続けてうつになった。このような状態が3カ月続いている。
警察に相談すると、「電話がかかってきた時間。回数(着信記録)をメモしておくように。できれば、会話録音をとるように」とか、「手紙、ビラなどを保存しておくように」など指導してくれたが、「電話の逆探知」などは、よほどの犯罪でなければだめだと言われた。警察は今のところあてにすることはできない。
僕として、女の住所を突き止めて対策を立てたい。何かいい方法を教えてほしい。

調査結果
女の携帯電話番号から、所有者・住所氏名の情報を取得した(2003年5月個人情報保護に関する法律制定以前は、闇・データバンク屋に問い合わせると、個人の情報、例えば銀行口座・残高、勤務先、健康保険証番号、家庭の固定電話などほとんどなんでも個人情報が有料で入手できた)。女の実家の固定電話も判明した。固定電話の住所から、女の住民票、戸籍謄本を入手して家族構成も分かった。女の自宅から行動調査をした結果、昼は、「便利屋」でアルバイトをしていた。夜は週3日風俗店でバイトをしていることが分かった。

女への対応
依頼者は、女の携帯番号へ電話した。「あなたの本名は○○ですね。勤務先は○○。夜のバイトは○○ですね。住所は東京都世田谷区○○町〇番✖号、父母の名前は○○・・。こんご、今までのようなストーカー行為を止めないと、こちらから仕返しをするか、警察に貴女のことを訴える。あなたの情報すべてがわかったので、警察はすぐに動いてくれるから・・」と告げた。
それ以降、電話攻撃、手紙は止まり、会社、駅の待ち伏せもなくなった。

探偵の眼
ストーカー対策は、行為者が元夫とか、元彼など身元が分かっている場合と、身元分からない者によるストーカーなのかによって、対策が分かれます。身元が分かっているストーカー対策は、覚悟のうえでやっているのですから難航します。躊躇することなく警察へ相談することです。身元が分からないストーカーの場合は、この事例のように正体を暴けばあっさり引く場合が結構あります。高齢化社会を映し出す面白い事例があります。一人暮らしの70歳の男性は、スーパーの椅子に座っている65歳くらいの女性に声をかけ、意気投合してお茶飲み友達になりました。以後、毎日男性宅に来て部屋の掃除・庭の掃除をしたり、手紙を毎日届けにきたり、男性の先祖代々の墓地掃除をしたりしました。女を疎ましく思った男性は、女に一方的に絶交を申し渡したところ、女は毎日通って道路に立って監視を続けるようになり、一日300回も無言電話をかけ続けて警察に逮捕されました。
本題の内田幸一や、スーパーで声をかけた70歳の男性のように、女性からストカー攻撃を受けないためには、恨まれない別れ方をすることですね。それ以前に(交際前に)、男女ともに、その人の言動を観察してストーカー気質があるかどうか見抜くことが一番の対策なのですが・・・。





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この記事は2017/10/23 ウエブサイト 弁護士ドットコムコーナー においてライターの吉田潮さんが、澤藤亮介弁護士(東京弁護士会所属・新宿キーウエスト法律事務所所属)さんに不倫について取材した記事を転載しました。不倫に関する警鐘についてこれほどわかりやすい解説はないと思ったので丸ごと転載しました。

芸能人の不倫スキャンダルが巷をにぎわせています。信頼、キャリア、仕事を失うだけでなく、お金も家族も失う・・・それが不倫です。頭ではわかっているはずなのに、止められないのは人間の悲しい性。

今回、軽い気持ちで不倫に踏み出してしまったけれど、収拾がつかないひと、または「自分だけは大丈夫」と根拠のない自信で不倫しようと思っている「不倫予備軍」に向けて、本当は恐ろしい不倫の現実をお伝えします。澤藤亮介弁護士に聞きました。(ライター・吉田潮)

●「軽い気持ちで手を出しやすく、発覚もしやすい」SNS
Q まずは、昨今の不倫事情と傾向を教えてください。
A 2003年に弁護士登録しましたが、その当時に比べると、有責配偶者の男女比の差は減り、妻が不倫するケースが増えてきた印象があります。本来、不倫はクローズドなものだったはずです。ところが、昨今の不倫は、普通にデートしたり、友達にも相談したり、SNSに書き込んだり。SNSのおかげで出会いやすくなり、遠距離の交際もしやすくなったのでしょうね。でも、軽い気持ちで手を出しやすくなったことで、逆に発覚しやすくなったとも言えます。

Q 別れ話がこじれたり、浮気が発覚したりして、不倫相手、または配偶者がエキセントリック(常軌を逸した)な行動をとる、というケースもありそうです。
A 「(相手が)会社に来てしまう恐れがある」というご相談はあります。この場合、法的に難しいところがあって、例えば、相手が会社の人事やコンプライアンス(法令遵守)委員会に駆け込むなどしても、それが懲戒事由の報告のような形であれば、違法な行為とは原則いえないんです。ただし、それ以外の目的で、不倫相手の会社に行って「上司を出せ!」とか、勤務中の面会を求めると、後々、その行為が不法行為になる可能性があります。

Q テレビドラマでは、自宅や職場に誹謗中傷のファツクスやメールが送られてくるという話もよくあります。
A  現実でも、たまにありますね。ただ、誰がやったのか特定するのが非常に難しいケースが多いです。逆に特定すれば、賠償請求できるケースもあるのですが、なかなか証拠をつかめないというのが現状のようです。程度がひどい場合は、実際動いてくれるかという問題はありますが、警察に捜査してもらうしかありません。

Q  配偶者にバレて発覚するのではなく、不倫相手に逆ギレされて、報復として性行為の動画をインターネットに曝された事例もありました。
A 私自身、そこまでの案件はさすがにありませんが、不倫関係であることにどちらかが苛立ったり、別れ話がもつれたりした結果、感情的になってトラブルに発展するケースは多いですね。怒りのあまり婚約破棄などの慰謝料請求してくることもありますが、既婚者であることを隠したようなケースでない限り、認められないでしょう。
こうしたケースでは、事態が悪化する前に、和解金の支払いなどを話し合う必要があります。その上で「アップロードしない」「第三者に開示しない」と約束させるしかないでしょう。

 

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この記事は弁護士ドットコム からの転載です。

● スマホのロックが解除される「3つの発覚パターン」
Q  そもそも、なぜ不倫はバレるのでしょうか
A  いい質問ですね。私が扱う不倫案件でいうと、ほぼLINEです。8~9割がLINEから発覚しています。裁判ではLINEのやり取りが証拠として出ることも多いです。裁判所が証拠として使用できるか否かが問題である「証拠能力」の有無については議論がありますが、民事裁判では、証拠に刑事裁判ほどの厳格性がないので、頻繁に証拠として提出されていますよ。画面をスクリーンショットで撮ったもの、あとはトーク履歴のテキストを転送したもの等が丸ごと出てきたりします。

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Q スマホには通常ロックをかけているはずですが、配偶者に見られてしまうということですか。
A 私がお話を伺う限りでは、発覚のパターンは3つ。「家族にわかりやすいパスワード」「後ろから押しているところを見ていて、キーの位置で何となくバレる」、そして「酔っぱらって寝ているときに、指紋認証でロック解除される」です。いまだに4ケタのパスワードで、しかも家族ならわかるような数字にしている人が、意外と多いんですよね。

Q なんて単純! なんてうかつな! それだけ配偶者を侮っているということですね。
A 少なくとも、IT関係の知識や能力を配偶者以上に持っていない人は、不倫してはいけません。同等でも危ないです。不倫というのは本質的にバレやすい行為です。刑法的に言うと「共犯」がいる行為ですから。つまり自分が100%証拠を隠したとしても、不倫相手がどこまで隠せるかという問題があります。
変な言い方ですが、単独犯だったら完全犯罪も遂行しやすいけれど、共犯がいるので発覚の危険度は単純に2倍となるわけです。そしてもうひとつ、みなさん「興信所をよく使う」ようになりました。

Q 興信所!? つまり探偵を雇う一般人が増えているってことですか?
A  裁判でも、ご相談の段階でも、興信所の資料はよく出てきます。昔に比べると、ネット検索で探しやすく、アクセスしやすくなったのでしょうね。ただし、実際には「本人の自白」も多いです。配偶者から「私は何年何月何日まで誰々と不倫していました」と白状させられて、録音されたり、書かされたりしているんです。

● もつともこじれる「不倫中のウソ」
Q  嘘や隠し事は必ずバレるということですね。
A  最もこじれるのは「配偶者とうまくいっていない」「別居していて、離婚しようと思っている」と交際を始める前に嘘をついて不倫を始めたケースです。相手が既婚者だと知って関係を始めた場合には本来、交際相手に対する慰謝料は成立しずらいのですが、「既婚なのに未婚と偽って交際」し、ご両親に挨拶するなど社会通念上、婚約したといえる関係になると「婚約不当破棄」になり、また「妊娠中絶による精神的苦痛」も慰謝料の理由になることもあります。

Q  実際に、裁判になっしまうケースというのは相当めんどくさそうですね。
A 私は不倫の慰謝料請求について、「入り口と中身の問題」があるとよく説明しています。「入り口」は慰謝料の請求が成り立つかどうか。争点となるのは「肉体関係があったかどうか」、「既婚と知っていたかどうか」、だいたいこの2点です。

でも実際には、そこが争われるケースは意外に少なく、請求権が成立することが前提として「中身」つまり、慰謝料の金額が問題の中心になることが多い印象です。その場合、裁判所が慰謝料の金額を決める際に通常考慮する交際期間、性交渉の回数や頻度を立証する責任があるのは、申し立てをする側です。

Q 恥ずかしいいやら情けないやら。それに裁判となるとお金もかかりますよね。
A 不倫が発覚すると、極端に言ってしまえば「元サヤに戻るケース」と「破綻して離婚するケース」があります。前者は不倫があっても夫婦が仲良しとなると裁判所は損害が少ないとみなし、慰謝料は減額されます。但し、後者の場合で、さらに小さなお子さんがいて離婚となると、慰謝料は300万円を超えの高額になることもありますよ。

Q 不倫慰謝料の基準額ってあるのでしょうか?
A ケースバイケースですが、代理人として交渉する弁護士の立場から言えば、裁判にならなかったとしても、相手方への慰謝料と弁護士費用で200~300万円は用意していただきたいです。その用意ができないのに不倫をするというのは、たとえていうなら「無保険で車を運転しているようなもの」です。事故を起こしたときに、自分の責任すら賠償できない。そんな悲惨な状態なのです。

Q 実際には発覚後、どのような経過をたどることが多いのでしょうか?
A 和解の形はいろいろで、慰謝料の金額で「早期解決」を求める人もいれば、「とにかく交際をやめさせたい」という人もいます。代理人として弁護士が入って交渉することで、被害感情や応報感情(相手に損失を与えたいという気持ち)は時間とともに減退していくことが多いです。

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弁護士ドットコム の記事転載

● 「肉体関係さえなければいい、と思っていたら大間違い」
Q 不倫する人にこそ、法律的な知識が必要なのかもしれないですね。
A 「不貞」や「不倫」の定義を裁判所がどう考えているのか、というのも本当は知っておいてほしいところです。たとえば、離婚理由として認められるものは民法770条1項に定められていますが、、その中の「不貞な行為」とは、現在の裁判実務では、基本、性行為すなわちセックスのみをさします。
ところが不倫慰謝料の対象となり得る行為は、もう少し幅広い解釈となります。たとえば、キスにとどまるとか、一緒にお風呂に入っているとか、そういう行為も「不法行為」(民法709条)の対象になり得ます。今の判例の一般的な考え方では、「婚姻共同生活を侵害・破壊に導く可能性のある行為」をさしていますから、不倫慰謝料のケースでは性交渉さえなければいい、と思っていたら大間違いです。

Q マスコミの報道では「一線を超えたか、超えていないか」がキーワードになっていましたね。でもそんなに甘いものではないと?
A 人によって解釈が異なりますからね。食事だけでも駄目だという人もいますし。慰謝料請求の対象となる「不倫」とは、一線を超えたか超えていないか、という基準だけではありませんから、注意が必要です。そしてもう一つ、不倫に関しては思いもかけない爆弾が存在します。「交際が終わったから安心」と思っていたら、時限爆弾のように後から爆発することがあるのです。

Q つまり、昔の不倫がうっかり発覚しちゃうということですか?
A たとえ、きれいに別れることができたとしても。交際が終わってから数年後に、元交際相手が、スマホに交際中のLINEや性交渉中の写真などを削除しないで保存していて、それが、交際が終わってから数年後に、その配偶者に見つかってしまうケースがたまにあります。

Q そうした場合、時効にはならないのでしょうか
A 不倫の慰謝料請求の時効は3年ですが、どこから不倫の交際期間とカウントするかが鍵となります。不倫の事実を知らなければ、加害者が誰かも知らないので、論理的には10年前の不倫であっても 、不倫された配偶者が、不倫の事実やその相手が誰かを知ったのが最近であれば、事項は完成していないという話になります。残念ながら、以前の不倫が原因で離婚してしまうご夫婦もいます。不倫相手とモメずにうまく別れたつもりでも、時限爆弾のように後から爆発するケースもあると知っておいてください。

● 「自分は絶対にバレない」とは思わないで
Q 本当にありとあらゆるリスクがあるし、正しい不倫の終わらせ方というものはないんですね。
A 今回は不倫してしまったサイドの話をしていますが、決して「不倫をうまくやれ」というわけではありません。恋愛については法律がさばけない部分も大いにありますし、リスクを背負ってでも落ちてしまう恋は誰にも止めようがなかったりします。

私は不倫してしまった方も、不倫されてしまった方も、相談と依頼をいただきますので、両サイドの立場から見させていただいておりますが、やはり、不倫が起きてそれが発覚することにより「傷つく人がいる」というのは考えるところが大きいですよね。不倫をされた側の配偶者や子供に対する精神的苦痛や、その後の生活の不安など、損害は絶大ですから。それを考えますと、当然ですが、安易な気持ちで不倫に手を出すには止めた方がいいでしょう。
それでもやはり不倫したいとのことでしたら、「自分は絶対にバレない」などと思わず、発覚して慰謝料請求される可能性があることも視野に入れ、費用面や精神面でも、自分自身でしっかり責任を果たせるかどうか自問自答したうえで決断した方がよろしいかと思われます。



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前回の別れた後でも残る「時限爆弾」1~3を読んで、天知る、地知る、我知る、子知る、のことわざを思い出しました(後掲)

フイルムに現れた夫の過去
依頼者 横田恵子 (28)

まだフィルムカメラが全盛だった当時。私の知り合いに紹介されたと言って村田恵子さんが来所した。「部屋を片付けをした。ついでに夫の机の引出しの奥に隠すように、撮影し終わって、未だ現像していない写真フィルムが一個出てきた。」「夫の秘め事がこの写真に写っているような変な予感がして、自分でカメラ店に持参してプリントを受け取るのが怖いし、恥ずかしいから」。と言って、私にカメラ店に持っていきフイルムの現像をしてほしいとの依頼。

果たして、24枚撮りのプリントされた画像はホテルの一室で撮影したと思われる、男女の性交時のいわゆる「様々な体位のハメ撮り」など生々しい映像だ。プリントを見た恵子さんは、冷静さを装いながら声は上ずっていた。「私の嫌な予感が当たりました。夫と映っているのは、私と入社同期の黒木玉枝です。いま6歳になる子が妊娠しているとき、会社の同僚から『旦那さんと玉枝ができているようだから気を付けるように』と何度か忠告があった。当時、そのことを問いただすと、『噂を信じる馬鹿がいるか!証拠があるなら出してみろ!』と一点張りで取り合ってもらえなかった」。

そして、妊娠・出産の当時を振り返って、「妊娠中に平然と飲んで深夜の帰宅が続いた。事情があって実家に帰れなかったので、病院から自宅に戻った。産後の床上げまで夫は何一つ手伝ってくれなかった(実家の母が一週間泊まってくれた)」。「夫と女の写真を見たら、私が産後うつで苦しんでいるときも彼奴は何食わぬ顔をして遊び惚けていたのだと思うと、夫と女を殺したい衝動にかられたました」。数日後に再訪した彼女の言。「私は自分の性格を知っています。母子家庭で暮らしていく不安は大きいですが、このことに目をつぶって仮面夫婦で生きていく器量はありません。夫と離婚することにしました」と、憔悴した姿が痛々しかった。
「このフイルムのことは知らなかった方がよかった?」私の質問に、「後年になって、女のことが発覚して苦しむより、今わかった方がこれからの人生設計が立てられたので、これでよかった」との回答でした。

探偵の回顧
昔付き合っていた女性との写真、手紙類、手帳の記録などが後年に出てきて大騒ぎになる事例はずいぶん多いです。これらの「物証」の発覚によって妻が、うつになったり被害妄想に落ちていく老妻が多くいます。夫は女と別れたらすべて処分すべきです。女々しく記念の品を保存しているのは男が圧倒的に多いです。
尚、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、パソコン、スマートフォン等に写した秘密の映像を「ゴミ箱」に捨てて消去したと考えている人もいるかと思いますが、それらの機器を「データ復旧」業者に持ち込まれた場合は簡単に復元されてしまいますので、念のため。

 

 

男女がベランダで写したホテルを特定してほしい

依頼者 河田昌枝(45)

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昌枝さんの弟夫婦・弟の妻(由香・35)についての調査
相談の要旨
由香は小5の娘を東京の学習塾に毎週金・土・日の夜に通わせている。こちらからは無理なので、由香の千葉の実家に金・土泊まって日曜の夜こちらに帰ってくる。ある日、「由香の使用しているパソコンが作動しなくなったので点検してほしい」とパソコンを昌枝さん夫婦のところへ弟が持ってきた。いろいろといじりまわした結果パソコンは作動した。動作確認作業の過程で、メールのアプリを開いた。一番多くメールの履歴に「石井貴久さん」がある。内容は不倫真っ只中の送受信。貴久の住所を記録した。次に「フォト」を開けたところ、ホテルかマンションのベランダのテーブルの椅子に座っている由香の写真と貴久と思われる男の写真が出てきた。撮影日は金・土になっていた。「石井貴久の住所は東京都世田谷なので、この撮影した海の見えるホテルかマンションは何処なのか所在地とホテル名を調べてほしい」との依頼。弟夫婦が経営する事業について、妻、由香の横暴が酷いので何かアラを探して追放したいとのこと。

写真のベランダの背景は大きな湾になっている。穏やかな海岸と遥か遠方に半島がぼんやり写っている。撮影したベランダの崖下の海岸に面して大きなホテルの屋上にひときわ大きなロゴマークの4角形の広告塔がのっている。ベランダの背景は急斜面の崖が多い地形と海岸線を走る高速道路が写っている。ネットで関東~東海地区の海岸線の航空写真の地図を検討した結果ホテルの所在する場所は「熱海」と特定した。背景の霞んで写っている小さな半島は「真鶴岬」に違いない。

調査員は、現地に入り、先ず大きなロゴマークの4角形の広告塔が屋上にあるホテルを探し出した。そこから崖にへばり付くように林立するホテルとマンションの数棟に絞って、崖から眼下に見えるロゴマークから延長線上に写真を撮影したベランダのあるマンションを特定できた。高級リゾート分譲マンションで、管理人に、策を弄して聞き込みした結果、東京の石井貴久のマンションの一室の部屋番号が特定できた。これで由香に対して離婚裁判を起こす準備ができた。

パソコン点検のとき石井の世田谷区の住所が出てきた自宅を調べたところ、妻子と暮らしていた。石井は、世田谷駅付近のビルの一室にIT関連の仕事をしていた個人事業主。
由香は、千葉の実家の母親に娘の学習塾の送迎を依頼して、たびたび、石井貴久所有の熱海のマンションで情を交わしていた。

夫のただならぬ表情を見て、パソコンに保存した秘密が暴かれたと直感したらしい由香は、夫の留守中に実家に逃げ帰ったという。夫は、弁護士に協議離婚を依頼して離婚成立した。

探偵の回顧
 天知る、地知る、人知る、・・ことわざの意味
 誰も知るまい、二人だけの秘密にしようと思っても、天地神々も知り、自分も相手も知っているのだから隠し事は必ず必ず露顕するものだ。 探偵が動けば二人の秘密は必ず露顕するというのが今までの実感です。

依頼人 妻 飯田江梨子(27) 主婦  
対象者 夫 飯田博之 (30) 会社員 共に仮名

調査目的 

ある精神病院の廃病棟


夫の浮気調査

相談概要
本人の手記 より
ファミレスで知り合った夫と交際を始め、半年後に婚姻届けを出しました。夫の実家で母親と夫の妹と同居の新婚生活です。同居をして分かったのですが、夫と母、妹は何をするにしても常に親子連れだって行動し、どんな些細なことでも夫と母と妹3人で話合って事を決めるので、私は会話に入れず常に無視されていました。例えば、夫の出勤退勤も母が車で送迎する。病院も母親と共に行く。空腹も母に訴える、などです。交際中は気が付かなかった夫の幼児性に失望し、家風の違いに夫と口論が絶えなくなりました。口論になると母の部屋に逃げていき母が代弁に出てくるのです。夫は母親に操縦されており、自分の意思や人格はなくて抜け殻のようです「これって、アダルト・チルドレンていうんじゃない?。しまった!」と思っても、遅かったです。私は妊娠していたのです。実家に帰って心身の静養をしたかったのですが、父と母は家庭内別居状態になっていたので帰ることもできませんでした。

精神的ないじめが続く日常生活でした。義母と義妹から声をかけてくることはなく、私の外出時も帰宅時も無視です。義母と義妹の洗濯物をしても、贈り物をしてもお礼を言われたこともありません。結婚当初は、家族全員で食事をしたのですが、やがて義母と義妹はこれ見よがしに食事を別室に運んで取るようになりました。私の実家からもらった食物は無断で捨てられ、冷蔵庫の食品は義母と義妹の名前を記入して保存しておき、家族のために私が作った夕食のメニューを作り替えたり、居間の炬燵と台所で使用しているストーブを撤去してしまうなど陰湿と露骨ないじめが続きました。

義母は、私に「室内で犬は飼わないように」と厳命しておきながら、自ら犬を飼い始めました。
家族の食器で犬に餌を与え、私が犬用の便器を買って与えても義母と義妹はそれを使用する訓練をしないで、犬が庭でした糞尿はそのまま放っておき、室内で糞尿させて始末もせず、私の母が遊びに来ても、糞尿で汚れたままの部屋に通して対応したのです。私は、「ここの家族は心が壊れている」と確信しました。

夫と義母は、妊娠している私の脇で平気でタバコを吸い、妊娠後期になってお腹が張り家事がつらくなっても、家族全員は体のことを気遣ってくれないうえ、私が赤ちゃんの用品を買いそろえたところ、「まだ産まれてもいないのに」と大笑いして馬鹿にするのでした。

やがて無事出産できました。夫は、出産費用の用意もしないので私の貯金から病院に支払いました。
産後、夜中の授乳や昼間の家事、育児で睡眠不足で意識が朦朧としているときでも、夫はいたわりの言葉もなく朝までテレビゲームに興じていました。乳児を沐浴させるときでも、家族と犬が優先して風呂に入り私は最後まで待たされました。

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本人の手記より 続
夫は、母と妹から離れては自立できません。「この実家から出て自分たちで家庭を築いていこう」と必死にお願いしても冷笑するだけです。同居した当時、夫自身の人格のなさに失望したのですが、口論になると豹変して暴言を吐く性格の持ち主であることがわかりました。
私が、夫に義母と義妹の批判めいたことを言うと激怒して話合いになりません。どのようなことでも常に義母と義妹の側につき、「家事をしない、挨拶もしなくなった、それでも家族かよ!」「夜の関係も疲れているからなど言い訳ばかりして俺の求めに応じない。お前は妻失格だ!」と、私の言い分を聞こうともしないで、一方的に罵り続けるのです。夫は、些細なことでもすぐに顔色を変え唇と手をふるわせて激高するのでとても怖いです。何で怒ったのか理由さえわからないこともあるのです。会話するときは顔色をうかがいながら言葉を選んで話すようになり、心が安らぐ時もありません。

居場所のない生活の連続でストレスが頂点に達し、頭痛、めまい、吐き気などで体調がボロボロになった時、用あって義母の部屋に入り何気なく鏡台を見たところ、以前にもそのことで口論になった、夫が以前交際していた女性の写真が大事そうに写真立てに飾ってあるのを見つけました。

私は、ここに嫁いでから今までの夫と家族の仕打ちを思い返し、写真を未練がましく飾っておく夫の事を考えると我慢の限界を超えました。
よく考えないで勢いで離婚した結果、生活に苦しんでいる同世代の母子家庭を見るたび、「子どもを犠牲にしたくない」の一心で踏みとどまってきました。しかし離婚する不安より夫の家族と一緒にいると自分が本当に壊れてしまう危険を感じました。家族の留守に、手荷物を持って子供を抱いて実家に逃げ帰りました。

探偵の眼
しばらくして、江梨子さんは母親と相談に来ました。「協議離婚で慰謝料など取れる相手ではない。調停~裁判離婚を考えている。『離婚理由は性格の不一致』だが、この証明はなかなか難しいらしい。ダメで元々なので夫の行動を調べてほしい。もしかすると、他の女と交際しているかもしれない。だとしたら、私は、有利な離婚ができる」という趣旨。早速、飯田博之宅の張り込みを開始した。その結果、朝の出勤時間帯、夕方・夜の帰宅時に博之は、女と一緒なことが分かった。しかも一週間連続の出入りなので、この女は飯田家に同居している様子。その状況を撮影して江梨子さんに見せたところ、「あ!アイツが元交際していた女だ・・」と、悔しがるより小躍りして喜んだ。

それから
家庭裁判所調停に於いて、2回目に江梨子さんの主張に近い額の子供の養育費、慰謝料が認められました。博之の勤務する会社は、東京に本社があり地方の工業団地の中にある比較的大きな電子部品製造工場です。離婚調停を長引かせて社内に知れ渡る外聞を恐れて早く合意したのかもしれません。

人物はイメージ



これは、夫婦問題に関する相談に事務所を訪れた婦人が持参した日常の生活を記録した(手記)を参考にしたフィクションです。

相談概要
離婚裁判を見すえて、弁護士さんに相談する。夫の特異な性格を理解できるように、夫婦の結婚当初から婚姻関係が破綻するまで順序立てて整理してほしい。 との要望でした。
どうして探偵事務所にこのような依頼をするのか?の問いに、

「探偵は仕事柄いろいろな夫婦の不倫問題について、その配偶者の中で境界性人格障害(ボーダーライン)、精神病質(サイコパス)、など異常人格者を見ているはずだから理解が早いと思った。」との答え。確かに、幻聴、幻覚、盗聴、盗撮、ストーカーなどの被害を訴えて、警察署~市民相談室~裁判所~弁護士事務所などをたらい回しにされてたどり着くのは探偵・興信所が定番のコースなのです。被害妄想の人たちが圧倒的に多いのですが、配偶者の不倫が引き金になって、うつ、重い心の病など精神的に障害を持っ人もいるようです。
いろいろな相談者が夫から受けている日常的な仕打ちについて、直接的な暴力の場合はDV被害として実態がすぐ把握できるのですが、「精神的な苦痛」を受けているという相談は、夫の言動と妻の受け止め方が夫婦それぞれ違うので苦痛の本質を知るのには難しいのが実感でした。

1988年(昭和63年)東京足立区綾瀬で発生した少年四人による「女子高生コンクリート詰殺人事件」。1988年(昭和63年~平成元年)宮崎勤による「幼女連続誘拐殺人事件」。1997年(平成9年)少年Aによる「神戸児童連続殺傷事件」。1999年(平成11年)埼玉県桶川駅前で白昼女子大生が刺殺された「桶川ストーカー殺人事件」。これらの重大事件が発生するたびに、犯人たちの成育歴や親たちの教育、家庭環境について検証され、人格障害、多重人格、パニック障害、心の病など精神科医は社会問題を分析・解説した書物を著わしました。

国が「発達障害支援法」を定め、施行されたのが平成17年です。自閉症、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、などの発達障害は教育現場を中心にずいぶん認識されるようになったそうですが、おなじ発達障害のアスペルガー症候群については、知的な面での発達障害が見られないのでついつい見落とされがちといいます。

ご夫人が持参した生活のノートを一読すると、夫の特異な人格によって妻が精神的に追いつめられていく様子がよく伝わってきます。これは、配偶者の独特な性格に戸惑い、苦痛を受け、翻弄されながら生活しているご夫人方に何らかの指標を与える記録かも知れません。

依頼者 藤原 良子(45)主婦・パート勤務 仮名  夫 藤原健一(47) 研究所職員 仮名
記録から
私は夫と知り合ってから1年で結婚しました。その1年間も九州と東京の遠距離交際でしたのでお互いよく知らない部分が多かったです。

1. 昭和〇〇年、結婚後間もないある日、待ち合わせ場所に夫が30分遅れて来たので私が怒ると、「間に合わせようと頑張ってきたことを理解すべきだ。あなたの考えはおかしい」と逆に非難されました。

2. 夫が台所で、化粧石鹸を使って食器の洗い物をしていたので、「台所用洗剤を使おう」というと、「あなたのやり方を押しつけるのはおかしい。それなら今後は自分でやるべきだ」といわれました。夫は、素直に人の意見を聞くことができないばかりか、自己主張が強く理屈っぽい生活であることがわかってきました。

3. 昭和〇年、長女が生まれたとき、夫から「父母がゆつくり泊りがけで見に来たがっている」といわれ、「来るなら病院に来てほしい」と夫に頼んだが、聞き入れられず退院後、すぐに自宅に泊りがけで来たため、準備、気疲れ、等で熱を出してしまった。
夫と舅姑は他人の立場とか心境を汲み取ってくれる人たちではないらしい。思いやりのない夫と舅姑に囲まれた結婚生活で私は疎外され孤立し、徐々に、「夫や舅姑とは生活ができない。私の育った環境とは違う」ことが分かってきて、後年、別居と離婚の意識を固めることになったのです。

4. 平成〇年、長男が生まれ子育てで一番忙しかった当時、夫は、仕事やボランティアで土日はほとんど不在でした。
「子どもをお風呂に入れてほしい」と、頼むと、「湯冷めするから嫌だ。自分は寝る前に入りたい」といってその通りにしていた。自分の意志を通すだけで、私の疲労など全く理解しょうとしません。

5. ある日、夫は、「あなたのやっていること(家事)を私はできるが、私がやっていること(仕事)は、あなたはできない」といいました。私とは、格が違うと言いたいのです。夫は心ない一言をいって人を傷付けることは何とも思わないひとです。
何か頼みごとをしてもやってもらえないので「どうしてやってくれないのか」聞くと、「人に頼んだらその人の都合でやるのだから、そのように不服をいうのなら自分でやるべきだ」といわれた。その結果、ほとんどのことは自分でやるようになった。

土日などは、私と子どもたちで、友人や妹夫婦のところへ行って遊びに連れて行ってもらうことが多くなった。そうすると、夫は携帯電話で今どこにいるのかと聞き出して居場所を転々と追いかけ回すようになりました。自分の理屈を押し通すくせに、猜疑心が強く、他人(私の友人、妹夫婦)の自分に対する評価を異常なほど気に掛ける性格であることもわかってきました。

6. 夫の特異な性格にうんざりしてしまい、私は、もう別れようと決意して長女を連れて実家に帰ったところ、夫が追いかけてきて、「子どもを産んだ責任を放棄するのか。ちゃんと育てる義務があるはずだ。」と理路整然と説得されて家に帰りました。このように自分なりの明確な根拠を持って、「あなたが間違っている。」と主張することが夫の際立った特徴です。

7. 子どもたちが、夫婦の言い合いを嫌がっていたので、できるだけ子どもたちの前では避けたいと考えた。
お互いの意見は何処まで行っても平行線で、「・・ではあなたはどうなの」と結論を聞くと黙ってしまうし、夜中まで話し合いをしても話題が横道にそれて何も結論がでず、1時、2時になると私は意識が朦朧として、翌日は疲れ果ててしまいました。夫は頑なに自説を曲げず、譲歩してくれません。

8. 子どもたちの学校の親子(三者)面談に、夫自身も参加しないと納得いかないと言いだすようになった。担任の先生には母親が行くと連絡していても、面談当日、夫が追いかけてきて四者面談になってしまうので子どもが嫌がり、結局私が参加しないことになりました。夫は、学校や社会のルールを守ったり、父子の関係性(子どもが嫌がっていること)も理解できません。
また、入浴についてある日突然、「いままで我慢してきたのだから、これからは一番風呂に入る。」と言い出し、家族の誰かが先に入るとお湯を抜いて、焚き直して入るようになりました。夫の考え方は一徹です。

9. 子どもたちが、夫に対し、口答えや反発、意見を言うと夫は、子どもたちには何も言わず、「あなたが注意しないのはおかしい」とか、「あなたがけしかけて言わせている」などと言い、「小学校高学年や中学生になったら、自分の意見で発言しているのだから、あなたが注意したら。」といっても聞いてくれません。自分の都合の悪いことになると無言を通す人です。このことも夫の特徴です。

10. ある年の正月。夫の東京の実家へ帰省する予定のところ、私は風邪がひどいため行けないと断った。夫は1月2日の夜に私の実家に飛んで行き、「妻も東京へ行くように説得してくれ」と頼んだ。父親が、「具合が悪いのに東京に行ったら風邪を皆にうつすから、子どもたちだけ連れて行ってはどうか」と意見しても納得せず何時間も帰らなかったそうで、頑なに主張を曲げないことに父も呆れたといいました。夫は、決まっている予定の変更を認めることができない人です。

以下、夫の特異な性格は病気なの? 2 に続く。

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