水戸興信所 探偵よろず日記

遭遇した人格障害らしき人達

依頼人 妻 飯田江梨子(27) 主婦  
対象者 夫 飯田博之 (30) 会社員 共に仮名

調査目的 

ある精神病院の廃病棟


夫の浮気調査

相談概要
本人の手記 より
ファミレスで知り合った夫と交際を始め、半年後に婚姻届けを出しました。夫の実家で母親と夫の妹と同居の新婚生活です。同居をして分かったのですが、夫と母、妹は何をするにしても常に親子連れだって行動し、どんな些細なことでも夫と母と妹3人で話合って事を決めるので、私は会話に入れず常に無視されていました。例えば、夫の出勤退勤も母が車で送迎する。病院も母親と共に行く。空腹も母に訴える、などです。交際中は気が付かなかった夫の幼児性に失望し、家風の違いに夫と口論が絶えなくなりました。口論になると母の部屋に逃げていき母が代弁に出てくるのです。夫は母親に操縦されており、自分の意思や人格はなくて抜け殻のようです「これって、アダルト・チルドレンていうんじゃない?。しまった!」と思っても、遅かったです。私は妊娠していたのです。実家に帰って心身の静養をしたかったのですが、父と母は家庭内別居状態になっていたので帰ることもできませんでした。

精神的ないじめが続く日常生活でした。義母と義妹から声をかけてくることはなく、私の外出時も帰宅時も無視です。義母と義妹の洗濯物をしても、贈り物をしてもお礼を言われたこともありません。結婚当初は、家族全員で食事をしたのですが、やがて義母と義妹はこれ見よがしに食事を別室に運んで取るようになりました。私の実家からもらった食物は無断で捨てられ、冷蔵庫の食品は義母と義妹の名前を記入して保存しておき、家族のために私が作った夕食のメニューを作り替えたり、居間の炬燵と台所で使用しているストーブを撤去してしまうなど陰湿と露骨ないじめが続きました。

義母は、私に「室内で犬は飼わないように」と厳命しておきながら、自ら犬を飼い始めました。
家族の食器で犬に餌を与え、私が犬用の便器を買って与えても義母と義妹はそれを使用する訓練をしないで、犬が庭でした糞尿はそのまま放っておき、室内で糞尿させて始末もせず、私の母が遊びに来ても、糞尿で汚れたままの部屋に通して対応したのです。私は、「ここの家族は心が壊れている」と確信しました。

夫と義母は、妊娠している私の脇で平気でタバコを吸い、妊娠後期になってお腹が張り家事がつらくなっても、家族全員は体のことを気遣ってくれないうえ、私が赤ちゃんの用品を買いそろえたところ、「まだ産まれてもいないのに」と大笑いして馬鹿にするのでした。

やがて無事出産できました。夫は、出産費用の用意もしないので私の貯金から病院に支払いました。
産後、夜中の授乳や昼間の家事、育児で睡眠不足で意識が朦朧としているときでも、夫はいたわりの言葉もなく朝までテレビゲームに興じていました。乳児を沐浴させるときでも、家族と犬が優先して風呂に入り私は最後まで待たされました。

画像はイメージです




本人の手記より 続
夫は、母と妹から離れては自立できません。「この実家から出て自分たちで家庭を築いていこう」と必死にお願いしても冷笑するだけです。同居した当時、夫自身の人格のなさに失望したのですが、口論になると豹変して暴言を吐く性格の持ち主であることがわかりました。
私が、夫に義母と義妹の批判めいたことを言うと激怒して話合いになりません。どのようなことでも常に義母と義妹の側につき、「家事をしない、挨拶もしなくなった、それでも家族かよ!」「夜の関係も疲れているからなど言い訳ばかりして俺の求めに応じない。お前は妻失格だ!」と、私の言い分を聞こうともしないで、一方的に罵り続けるのです。夫は、些細なことでもすぐに顔色を変え唇と手をふるわせて激高するのでとても怖いです。何で怒ったのか理由さえわからないこともあるのです。会話するときは顔色をうかがいながら言葉を選んで話すようになり、心が安らぐ時もありません。

居場所のない生活の連続でストレスが頂点に達し、頭痛、めまい、吐き気などで体調がボロボロになった時、用あって義母の部屋に入り何気なく鏡台を見たところ、以前にもそのことで口論になった、夫が以前交際していた女性の写真が大事そうに写真立てに飾ってあるのを見つけました。

私は、ここに嫁いでから今までの夫と家族の仕打ちを思い返し、写真を未練がましく飾っておく夫の事を考えると我慢の限界を超えました。
よく考えないで勢いで離婚した結果、生活に苦しんでいる同世代の母子家庭を見るたび、「子どもを犠牲にしたくない」の一心で踏みとどまってきました。しかし離婚する不安より夫の家族と一緒にいると自分が本当に壊れてしまう危険を感じました。家族の留守に、手荷物を持って子供を抱いて実家に逃げ帰りました。

探偵の眼
しばらくして、江梨子さんは母親と相談に来ました。「協議離婚で慰謝料など取れる相手ではない。調停~裁判離婚を考えている。『離婚理由は性格の不一致』だが、この証明はなかなか難しいらしい。ダメで元々なので夫の行動を調べてほしい。もしかすると、他の女と交際しているかもしれない。だとしたら、私は、有利な離婚ができる」という趣旨。早速、飯田博之宅の張り込みを開始した。その結果、朝の出勤時間帯、夕方・夜の帰宅時に博之は、女と一緒なことが分かった。しかも一週間連続の出入りなので、この女は飯田家に同居している様子。その状況を撮影して江梨子さんに見せたところ、「あ!アイツが元交際していた女だ・・」と、悔しがるより小躍りして喜んだ。

それから
家庭裁判所調停に於いて、2回目に江梨子さんの主張に近い額の子供の養育費、慰謝料が認められました。博之の勤務する会社は、東京に本社があり地方の工業団地の中にある比較的大きな電子部品製造工場です。離婚調停を長引かせて社内に知れ渡る外聞を恐れて早く合意したのかもしれません。

人物はイメージ



これは、夫婦問題に関する相談に事務所を訪れた婦人が持参した日常の生活を記録した(手記)を参考にしたフィクションです。

相談概要
離婚裁判を見すえて、弁護士さんに相談する。夫の特異な性格を理解できるように、夫婦の結婚当初から婚姻関係が破綻するまで順序立てて整理してほしい。 との要望でした。
どうして探偵事務所にこのような依頼をするのか?の問いに、

「探偵は仕事柄いろいろな夫婦の不倫問題について、その配偶者の中で境界性人格障害(ボーダーライン)、精神病質(サイコパス)、など異常人格者を見ているはずだから理解が早いと思った。」との答え。確かに、幻聴、幻覚、盗聴、盗撮、ストーカーなどの被害を訴えて、警察署~市民相談室~裁判所~弁護士事務所などをたらい回しにされてたどり着くのは探偵・興信所が定番のコースなのです。被害妄想の人たちが圧倒的に多いのですが、配偶者の不倫が引き金になって、うつ、重い心の病など精神的に障害を持っ人もいるようです。
いろいろな相談者が夫から受けている日常的な仕打ちについて、直接的な暴力の場合はDV被害として実態がすぐ把握できるのですが、「精神的な苦痛」を受けているという相談は、夫の言動と妻の受け止め方が夫婦それぞれ違うので苦痛の本質を知るのには難しいのが実感でした。

1988年(昭和63年)東京足立区綾瀬で発生した少年四人による「女子高生コンクリート詰殺人事件」。1988年(昭和63年~平成元年)宮崎勤による「幼女連続誘拐殺人事件」。1997年(平成9年)少年Aによる「神戸児童連続殺傷事件」。1999年(平成11年)埼玉県桶川駅前で白昼女子大生が刺殺された「桶川ストーカー殺人事件」。これらの重大事件が発生するたびに、犯人たちの成育歴や親たちの教育、家庭環境について検証され、人格障害、多重人格、パニック障害、心の病など精神科医は社会問題を分析・解説した書物を著わしました。

国が「発達障害支援法」を定め、施行されたのが平成17年です。自閉症、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、などの発達障害は教育現場を中心にずいぶん認識されるようになったそうですが、おなじ発達障害のアスペルガー症候群については、知的な面での発達障害が見られないのでついつい見落とされがちといいます。

ご夫人が持参した生活のノートを一読すると、夫の特異な人格によって妻が精神的に追いつめられていく様子がよく伝わってきます。これは、配偶者の独特な性格に戸惑い、苦痛を受け、翻弄されながら生活しているご夫人方に何らかの指標を与える記録かも知れません。

依頼者 藤原 良子(45)主婦・パート勤務 仮名  夫 藤原健一(47) 研究所職員 仮名
記録から
私は夫と知り合ってから1年で結婚しました。その1年間も九州と東京の遠距離交際でしたのでお互いよく知らない部分が多かったです。

1. 昭和〇〇年、結婚後間もないある日、待ち合わせ場所に夫が30分遅れて来たので私が怒ると、「間に合わせようと頑張ってきたことを理解すべきだ。あなたの考えはおかしい」と逆に非難されました。

2. 夫が台所で、化粧石鹸を使って食器の洗い物をしていたので、「台所用洗剤を使おう」というと、「あなたのやり方を押しつけるのはおかしい。それなら今後は自分でやるべきだ」といわれました。夫は、素直に人の意見を聞くことができないばかりか、自己主張が強く理屈っぽい生活であることがわかってきました。

3. 昭和〇年、長女が生まれたとき、夫から「父母がゆつくり泊りがけで見に来たがっている」といわれ、「来るなら病院に来てほしい」と夫に頼んだが、聞き入れられず退院後、すぐに自宅に泊りがけで来たため、準備、気疲れ、等で熱を出してしまった。
夫と舅姑は他人の立場とか心境を汲み取ってくれる人たちではないらしい。思いやりのない夫と舅姑に囲まれた結婚生活で私は疎外され孤立し、徐々に、「夫や舅姑とは生活ができない。私の育った環境とは違う」ことが分かってきて、後年、別居と離婚の意識を固めることになったのです。

4. 平成〇年、長男が生まれ子育てで一番忙しかった当時、夫は、仕事やボランティアで土日はほとんど不在でした。
「子どもをお風呂に入れてほしい」と、頼むと、「湯冷めするから嫌だ。自分は寝る前に入りたい」といってその通りにしていた。自分の意志を通すだけで、私の疲労など全く理解しょうとしません。

5. ある日、夫は、「あなたのやっていること(家事)を私はできるが、私がやっていること(仕事)は、あなたはできない」といいました。私とは、格が違うと言いたいのです。夫は心ない一言をいって人を傷付けることは何とも思わないひとです。
何か頼みごとをしてもやってもらえないので「どうしてやってくれないのか」聞くと、「人に頼んだらその人の都合でやるのだから、そのように不服をいうのなら自分でやるべきだ」といわれた。その結果、ほとんどのことは自分でやるようになった。

土日などは、私と子どもたちで、友人や妹夫婦のところへ行って遊びに連れて行ってもらうことが多くなった。そうすると、夫は携帯電話で今どこにいるのかと聞き出して居場所を転々と追いかけ回すようになりました。自分の理屈を押し通すくせに、猜疑心が強く、他人(私の友人、妹夫婦)の自分に対する評価を異常なほど気に掛ける性格であることもわかってきました。

6. 夫の特異な性格にうんざりしてしまい、私は、もう別れようと決意して長女を連れて実家に帰ったところ、夫が追いかけてきて、「子どもを産んだ責任を放棄するのか。ちゃんと育てる義務があるはずだ。」と理路整然と説得されて家に帰りました。このように自分なりの明確な根拠を持って、「あなたが間違っている。」と主張することが夫の際立った特徴です。

7. 子どもたちが、夫婦の言い合いを嫌がっていたので、できるだけ子どもたちの前では避けたいと考えた。
お互いの意見は何処まで行っても平行線で、「・・ではあなたはどうなの」と結論を聞くと黙ってしまうし、夜中まで話し合いをしても話題が横道にそれて何も結論がでず、1時、2時になると私は意識が朦朧として、翌日は疲れ果ててしまいました。夫は頑なに自説を曲げず、譲歩してくれません。

8. 子どもたちの学校の親子(三者)面談に、夫自身も参加しないと納得いかないと言いだすようになった。担任の先生には母親が行くと連絡していても、面談当日、夫が追いかけてきて四者面談になってしまうので子どもが嫌がり、結局私が参加しないことになりました。夫は、学校や社会のルールを守ったり、父子の関係性(子どもが嫌がっていること)も理解できません。
また、入浴についてある日突然、「いままで我慢してきたのだから、これからは一番風呂に入る。」と言い出し、家族の誰かが先に入るとお湯を抜いて、焚き直して入るようになりました。夫の考え方は一徹です。

9. 子どもたちが、夫に対し、口答えや反発、意見を言うと夫は、子どもたちには何も言わず、「あなたが注意しないのはおかしい」とか、「あなたがけしかけて言わせている」などと言い、「小学校高学年や中学生になったら、自分の意見で発言しているのだから、あなたが注意したら。」といっても聞いてくれません。自分の都合の悪いことになると無言を通す人です。このことも夫の特徴です。

10. ある年の正月。夫の東京の実家へ帰省する予定のところ、私は風邪がひどいため行けないと断った。夫は1月2日の夜に私の実家に飛んで行き、「妻も東京へ行くように説得してくれ」と頼んだ。父親が、「具合が悪いのに東京に行ったら風邪を皆にうつすから、子どもたちだけ連れて行ってはどうか」と意見しても納得せず何時間も帰らなかったそうで、頑なに主張を曲げないことに父も呆れたといいました。夫は、決まっている予定の変更を認めることができない人です。

以下、夫の特異な性格は病気なの? 2 に続く。

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11. 平成〇年〇月、二世帯住宅を建てた。東京に住む夫の両親がトラックで荷物をこちらに届ける日が長女の小学校の卒業式の日と重なってしまった。
海外出張中の夫から両親の引越し荷物の受入れなど手伝うようにいわれたが、私は、卒業式の役員を受けていたため、「とても手伝えない。日を変えてほしい」と提案したところ、夫と両親は怒り出した。夫は私の仕事先まで海外から何度も長電話して来たり、夫の両親は、近県に住む私の親に電話をかけて、結局私の母親が当日引越しの手伝いに来た。夫と親は他人の立場や迷惑など全く考慮することができず、他人に合わせることができない人なのです。

12. 月々少しずつ家族名義で貯金をしていましたが家の新築に支払っため、夫より子どもたち名義の預金高が多くなったのを知った途端、「こんなことはおかしい!」と言って自分の口座に移そうとしたので、「子どもたちの預金があとひと月で満期になるからそれまで待ってほしい」と頼んだのですが聞き入れず、さっさと解約して自分の普通預金に移してしまうなど、家族間でも融通がききません。

13. 私は妹(二女)の働く不動産事務所でパートとして仕事をしていました。ある日夫が職場に押しかけてきて、私のバイト代をいくら支払っているのか聞き出すため2時間以上も居座り、帰るそぶりも見せないところたまたま訪ねてきた妹の夫に、「ここは忙しい職場なので仕事が出来なくて事務の皆さんも困っているから帰った方がいい」と諭されて引上げたことがありました。夫は周囲にいる人の表情とかその場の空気を読むことができません。夫は、金銭のこだわりが異常に強くて、私のバイト代まで管理しようとするのです。

14. 夫が、私の妹の職場や自宅、私の友人のところへ相手の都合も考えず早朝や夜間に突然訪問して何時間もまとまりのない話を続けたり、バイト先に電話して、そこに私がいるかどうか確認することが何度かあったそうです。当時は皆気を使ってくれていたので後になってからこの事実を知りました。 私が行く先々で夫の悪口を言っていないか探っているようだったと聞かされました。夫には結婚当初から被害妄想の気質が見受けられました。

15. ある日、夜寝ている部屋に夫と舅が突然入ってきた。夫から、「父母に対し老後どのような面倒を看られるのか」と詰め寄られました。 今までのやりとりとか経緯を考えると「何々をやります。」といって、もしできなかった場合、「あなたはあの時こう言った」と追及され、身動きが取れなくなる事が目に見えるので、「私は親を捨てて(両親に猛反対され)、嫁になったけど、二女も三女も嫁に出てしまった。私は現在実家と行き来が出来ているので、私のできる範囲で両方の親にたいしできるだけのことをしたいと思う。」と答えた。夫は、納得せず、「具体的に何ができるのだ」と何度も回答を求めましたが、舅は、「できるだけのことをするというので、それでよい。」と、話は終わりました。
このような問答は常識的な家庭ではありえないことであり、この親子の精神に暗澹とした思いになりました。

16. 平成〇年〇月。私の父親が亡くなった。病院から亡父が自宅へ帰り、実家の家族・親族で通夜、告別式の打ち合わせをしているとき、夫が、「喪主は前から自分だと思っていた」と言った。居合わせた誰もが喪主は母親だと伝えると、「母のこれからの生活費はどうなっているのか、相続はどうなるのか」と言い出したので、このような場で話題にすることではないので話を止めてもらいました。が、実は父の闘病中に妹の夫のところへ二度もこのことについて話に行っていたことを知りました。

17. 葬儀の日の夜遅く、夫が実家に来た。父親が生存中は夜遅くに来られても対応できたが、今後、こちらの都合も考えないで夫が押しかけてきたら、母一人では対応できない、ということになったので、わたしは夫にその旨の手紙を出しました。夫婦間でこのような不安が生じること自体異常だと思います。

18. 父親が亡くなって49日位までは母親一人で心配だし、相続などいろいろな手続きなど事務処理が多く、妹たちもなかなか実家には来られないため私が多めに実家に帰っていました。
この月日を境にして夫が預金通帳類と保険証の管理を始めたため、生活費を下すことも子どもたちへの仕送りや学費払い込みもできなくなりました。 そのうえ夫は、「私の留守中に勝手に家の物を持ち出さないでください」とメモ書きを置いておくのでした。夫婦であり、しかも私の私物さえも勝手に持ち出すなという夫なのです。

19. 私は、夫の数々の奇行(私の考える世間の常識、夫婦間の常識と比較して)を舅・姑に訴えて協力して頂き、歯車のかみ合わない夫婦関係の修復を図ろうとしました。しかし舅は、「なぜ夫婦で話し合わないのか。夫婦なのだから話し合えば分かるはずだ」と夫の言動を問題視しておらず理解は得られなかった。 私は、結婚生活の継続はこれ以上無理と思い、舅に「しばらく実家に帰ります」と告げました。

20. 〇日。自宅から着替えや身の回りの私物を持ち出す日。運び出す物品の内容数量を書面にしてその証人になってもらうため私の友人に同行して頂いた。
自宅に入ると、家の中で舅姑が隠れるようにして私たちの行動の写真撮影を始めた。友人は舅が立っているのに気が付き挨拶(会釈)をしたのですが無視されました。舅の行為は常識的に考えられず、この一事だけでも夫と両親の考えは常軌を逸していることを改めて思い知りました。

夫の特異な性格は病気なの? 3に続く

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夫の友人Aさんを交えて離婚に向けて話合いを始めました。

21. Aさんは夫の古くからの友人ですが、私は、夫婦間に公平な立場に立てる人柄だと認めているので夫婦の話合いの立会人になってもらいました。一晩中の話合いになってしまう可能性が大なので、Aさんは午後10時までに結論を出せるように仕切ってくれた。

(1)私から、離婚したい理由を説明した(話合いのため書面にまとめた要点・抜粋を口頭で)。
要旨、夫とはどこまで話し合っても平行線になって結論が出ない。むしろ夫の両親に直接話した方が大騒ぎにならないことが経験で分かった。但し、両親が私の主張を認めてくれることは別で、両親は夫と同じ考えです。
夫のペースで生活を維持するのは心身が持たない。父親死亡後の今の状態では、夫、舅姑と実家との間で身動きが取れなくなってしまうからきちんと離婚して、それぞれの親はそれぞれが看たらよいと思う。

(2)前記にたいする夫の意見
私の両親の言動とか希望、要望などを私が阻止しなかったことが問題なのか? 今までに、妻から離婚したいということは聞いていない。妻の言っている理由では離婚に納得できないし、離婚前提の別居は認めない。あなたの私物や娘の布団などを断りもなく持ち出したことは許せない。

(3)舅姑の意見(私は、夜10時になったので実家に帰るため別室にいる舅に挨拶に行った)
あなたの亡父の葬儀のとき喪主問題に関し、実家側についたのは重大な背信行為だ。現在、この家に帰ってこないのは家庭放棄だ。息子にだけ町内会の草刈その他自治会の行事をやらせるという妻は世間に居ない。恥ずかしいことだ。

舅姑と話している間、私が逃げられないように夫は出入り口の前に立ちはだかっていました。「衣類は後で取りに来ます」といって、ドアが少し空いて通れそうになったので隙間から逃げるように家を出て実家に帰りました。
この日の夫の行為や考え方を知って、婚姻の継続が無理なことを再認識しました。

翌日、立会人のAさんからその後のことを聞いたところ、「妻は説明責任を果たしていない。話の途中でいつも逃げ出す」と言ったそうです。

① 私は、明け方まで話し合っても、何も結論がでず、話していることを愉しんでいて話の本筋からどんどんずれてしまう。夫の話に否定的なことをいうと大騒ぎして会話を壊してしまうことも度々あった。

② ある日、夜中まで話が及んだ。いくら話しても平行線になってしまうので「もういい」と、娘の部屋に逃げ込むと追いかけてきたのでドアを閉めて抑えていたら押し合いになり弾みでドアが当たって眉の上が切れた。一瞬脳震盪をおこし、気付いてすぐ妹を呼びメデカルセンターに行くとき、夫が二階の窓から「私がやったんじゃありません~!」と叫んでいたこと。とにかく、話合いが夜半を過ぎると、私が逃げ出さないようにドアの前に立ちはだかり、逃げると追いかけてくることが繰り返されてきたのです。

③ 主人は、私が離婚する意思があることを聞いていないと言いましたがあれは全くの嘘です。いつも、お互いの生活信条の違い、お互いの両親のこと、そして離婚について、が話合いのテーマでした。父親の葬儀後、夫は、私に隠して自活している娘と息子に会って、離婚についてどう思っているか聞いたことがありました。

Aさんは夫婦の生活史を聞いて初耳なことが多かったようで驚いたようです。そういえば・・。あいつが海外に出張中に自宅の電話を買い替えたことについて、「電話に盗聴器を仕掛けたのではないか、それは妹の旦那さんの差し金ではないか」と言っていたな。そういう被害妄想・疑心暗鬼は夫の気質です。私と子どもたちが何処で何をしているのか追い掛け回されたことは数えきれません。

22. 市民相談室に行き結婚生活と別居状態に至った経緯を説明しました。
① 離婚を考えているなら、まず別居して離婚調停を申立てること。 ② 経緯を聞くと話合いは難しいし、夫はアスペルガー症候群とも考えられるので話合いは無理だと思う。話合いはしなくてもよい。 ③ 離婚を前提に別居することについて、夫の同意は要らない。 ④ 自分の荷物は堂々と取りに行くこと。などのアドバイスを受けました。

23. 〇日。友人たちと(持ち出した物の証人のため)私の衣類、実家からもらった和服、身の回りの物を取に行きました。荷物が多いので車三台を連ねて。 車に荷物を積んでいると、舅は勤務中の夫を呼んだ。駆けつけた夫は私の車の前に車を横向きに止め、一般車両も交互通行でしか通れないように阻めて、私の車から積んだ荷物を下し始めた。
夫と舅姑は代わる代わる、「なんの挨拶もなく勝手に共有財産を持ち出そうとした。略奪行為だ、盗人だ。(友人たちに)私の許可も得ないで家に入った、住居侵入だ。」と騒ぎ立て、友人たちの氏名と私との関係を確認し、舅は友人たちの写真を撮影しました。

「和服は一銭もあなたのお金を出していないのだから持ち出す」といっても、「話し合いがついてからでないと荷物の持ち出しは認めない」と、玄関ドア前に立ちはだかっていました。中で話し合おうといっても拒否され、外での騒ぎがつづき車は動かせない状態だったので、諦めて荷物を室内に戻した際、私たちが室内から出られないようにドアの施錠をされた。

「生活費ももらっていない状態なのだからこれからくる冬物の衣類を持って行ってはダメなのか」と聞くと、ずっと黙り込んでしまいしばらくしてから、「話し合いがつくまでは認めない。」の一点張りでした。荷物の持ち出しを諦めてやっと解放され車に戻るとき、夫は「荷物が積んでないか確認します」と一台ずつ車の中を点検したあと横付けしてあった自分の車を移動しました。

24. 過日、市民相談室に行ったとき夫はアスペルガー症候群らしいと指摘されてから、書店とかインターネットでそれに関する記事を読み漁りました。その結果、アスペルガー症候群は、自閉症、ADHD(注意欠陥/多動性障害)、LD(学習障害)などと同列の発達障害だということが分かりました。
発達障害は、3歳前後からその特性=障害があらわれて、特性は大人になっても変わることも直ることもありません。アスペルガー 症候群は、自閉症の特性を持ちながらも言葉の遅れや知的遅れがないことが多く、むしろ学問的に優秀な人が多いため、特に大きな問題を起こさない限り、子どもの時に見過ごされてしまうことがあります。しかし、成長するにしたがいその特性によって周囲の誤解を招いたり問題になったりすることが多いようです。

そして、アスペルガー症候群の人には、職場や友人の支援と家族の理解が何よりも大事、と結論付けています。夫は、医師にアスペルガー症候群と診断されたわけではありません。本人も発達障害があるとは自覚していないと思います。

25. 私は、双方の生活信条の違いについて結婚以来、何度も何度も話し合ってきました。しかし、ドアの前に立ちふさがれ逃げ道を遮られながら、どこまでいっても分かり合えない話合いを朝までやる根気は失せました。気力も体力も限界を超えました。

子どもたちが家に帰ってきてホッとできる家庭なら、家庭内別居をしてでも居続ける意味があると考えたこともありました。しかし子どもたちは家に帰ってくると体調が悪くなってしまうのです。子どもたちは大学を出て、もう独立する歳になりました。私はこれ以上心身を壊しながら家庭を守る必要性は見出せなくなりました。
夫の存在を考えただけ、言動に触れただけでも鳥肌が立ち委縮してしまうのです。私は夫と同じ戸籍に入っているだけで精神的に威圧をうけて苦痛です。このままでは狂死しそうです。たとえ別居していても、相手の妻という重圧は払しょくできません。
後記
アスペルガー症候群ことを知ってもらうために、依頼者と夫との生活上のやりとりの長い記録を再現しました。
アスペルガー症候群は、自閉症、学習障害(LD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)などと同列の発達障害の一種だということです。 アスペルガー症候群については、「夫は発達障害なの?4」ページに、その特性について「大人のアスペルガー症候群」監修(宇都宮大学教育学部教授) から、引用いたしました。
婦人の手記を読むとこの夫の言動がアスペルガー症候群の特性と驚くほど合致していることが分かります。興味のある方は4ページを参照してください。

人物はイメージ



アスペルガー症候群に見られる代表的な特性

1 社会のルールを守ったり人との関係性を持ったりすることが苦手
社会性の特性
社会常識やルールがなかなか身につかない  人の気持ちを察することができない
独特な行動や言動をする(・突然大声を上げるなど、場にそぐわない行動をとってしまう ・礼儀をわきまえない ・間違っていても謝らない ・社会的ルー ルよりも自分のルールに従う)

2 よく話すのに、会話が成立しない会話をしている相手の、表情を読み取れない
コミュニケーションの特性
人の話が聞けない  相手に会わせて会話ができない  相手の意図を読み取れない  話を止めることができない  会議などで議論になると、いわゆる「ああ言えばこう言う」式で応答するために同僚や上司などと感情的に対立してしまうこともある。話題が変ったり、会議が終わった後、他の人が注意しても、なぜ注意されたか理解できない。マイペースというわけでなく、他の人の感情を考えることが苦手
独特な行動や言動をする(・相手の欠点を指摘する ・人が話しているのに別の行動をとる)

3 こだわりが強く、想像力が乏しい
こだわり・想像力の特性
一度決めたことはどんなことがあっても守ろうとする(こうした行動は想像力が弱く、臨機応変に対応したり予測したりすることが苦手)
一度決めた手順やスケジュール、規則などに強くこだわる  突然の変更や中止が決まっても対応できずにパニックになる  生活パターンを変えない   例外や他人の間違いを認めない  自分のルールを押しつけたがる

4  人の気持ちが読み取れない
他人の顔の表情や声の調子、身振りや手振りといったコミュニケーションの手段を理解することがなかなかできない特性
「表情」目や口などの動きで喜びや怒りを表していることが分からない。 ・表情の変化を読み取れない ・笑顔に笑顔で応えない ・相手が怒っていても気づ かない
「口調」口調から相手の気持ちを察することができない。 ・やさしく話してもこわがる ・大声で怒られても平然としている
「しぐさ」首をタテやヨコに振ったりする身振りを理解できない。 ・本人も身振り手振りを使わない ・悲しそうな顔をしても無視する ・手で×を作って「ダメ」といっても通じない

5 考え方や行動に融通性がなく、自分の規則を人に押しつけてしまう
こだわりという特性によって考え方や行動の範囲が狭いという場合がある。また、自分だけの独特のルールを持っていて他人にも押しつけてしまうこともあります。 その場に応じて行動を変えられない ・時と場所に応じて臨機応変に考えることが苦手な特性を持っている
自分の考えや行動が正しいと思い込んでしまう ・自分流のやり方を押しつけてしまう

6 同じ道順ややり方に強いこだわりがある
職場への道順や交通機関、何かをやる時の手順には特に強いこだわりを持つ  ・予定外のことに対応できない ・自分なりのやり方の変更に対応できないのは、その後どうなるのかの予測を立てにくいからと考えられる ・決めたことや予定が変わったときに、自分がどうしたらいいかということが想像できないので不安を感じてしまう。この不安は周りがビックリするほど大声を出したり、時にはパニックになり自分を傷つけてしまうこともある。

夫人が記録した生活ノート「夫の性格は病気なの?」1.2.3を通して読むと、登場する夫の言動は「アスペルガー症候群に見られる代表的な特性」で指摘されている内容とほとんど合致することに驚きます。しかし、アスペルガー症候群の夫と性格が相違するから「性格の不一致」を理由に裁判で離婚請求が認められるかについては、そう簡単なことではないことを申し添えます。

平成17年「発達障害支援法」が施行されていらいアスペルガー症候群の人たちが生きやすい環境つくりのため、教育現場や職場等などでアスぺの特性と対応を解説する学習が行われています。





DV相談は全国共通の電話番号 0570-0-55210

10月4日 コンビニで刺され32歳死亡静岡県牧之原市

4日午前1時半頃杉山沙織さんが「元彼が家の前に立っていて怖い」などと助けを求めた。店員がカウンターの中にかくまって、警察へ通報している間追いかけてきた男が店に入って、止めに入った店員を突き飛ばしカウンターに隠れていた杉山さんの首や腹を刺した。警察が駆けつけた目の前で男は自分の首や腹を切ったという。杉山さんは病院に搬送されその後死亡が確認された。男は40歳くらいで命に別状はないという。

杉山さんは以前、同居していた男と別れ話をめぐってトラブルになり警察に相談していて警察は男を指導。しかしその後、2人は警察署を訪れ「当人同士で解決する」と話したため対応をやめたという。

このネットニュースに対するコメント

火のないところに煙は立たぬ。人間関係のトラブルも世界中このくすぶった煙が事前に必ず警告する。今回のような殺害ともなれば尚のこと、過去によほどの問題経緯があったはずだ。
未然に防げたものを防げない。それは親子であろうが家族であろうが異性であろうが無差別殺人でない限り同じであり、勇気ある行動に移さない方々は非常に残念で悲しい。


ネットの書き込みはさらに続く

A.ストーカーは自己正当化キチガイだからな。なので合わない相手に「ちぇっ次行こう次」と絶対ならず徹底的に追いつめて刺して「ざまあみろwwwお前絶対間違っている」。
やんわり断る・・・>気を持たせた言い方しやがって!   きっぱり断る・・・>ひどい言い方しやがって! 返事がNOである限り 目ん玉ひんむいて刺してくるのがストーカーだ
B.これで一人殺しただけだから死刑にならないとか理不尽すぎる。
C.死刑どころかせいぜい10年程度だろ  個人間のトラブルは相応の理由があるので  殺される側にも非があると判断されるんだよ
D.相手が納得して別れないとこうなる。女は自分の都合だけで別れようとする、殺されてても仕方ない
E.それ男にも言えるけどな  これがストーカーの理論だな
F.別れる時は大抵、どっちか片方の都合だからなw この手のストーカー犯罪ってホント増えたよな 女々しい男が多くなったのか フラれたら、さっさと次に行けよ

※筆者注  以下の記事に注意してください。
女性の部屋の近くに住む女性によると、女性は男性と一緒に暮らしていた日もあったという(一時婚姻関係にあったという警察情報も会あります)。
「一度引っ越したことがあったが、再びこのアパートがいい」と戻ってきた。元のアパートに戻ったということは、女性は男性との問題はすべて解決したと思っていたのでしょうか。

時系列
27年10月頃から同棲
28年3月24日 杉山さん「同棲相手が出て行かない」  警察 男に出ていくよう伝える
3月26日 警察 男の両親・杉山さんの上司にトラブル解決の協力を依頼する
3月29日 警察 アパートで男に出ていくよう伝える  男「わかりました」
3月30日 2人が警察署を訪れる 「これ以上の対応を打ち切ってください」

10月04日 コンビニ内で杉山さん刺殺される

筆者は今回の事件について、前記のネット上の書き込みを紹介した中で「火のないところに煙は立たぬ。・・」は或る程度同意できるが、A~Fの投稿についてこの人たちはストーカーの気質、DV男の本質や行為を深く知っていないと思いました。
ストーカーの特徴ネット資料から
① 人間関係における「自分の思い通りにしたい」という異常な執着、② 他人や社会に対する攻撃性、③ 「自分は自分、他人は他人」という「自己」自立性の欠如、④ 「他者」への依存性と思い通りにいかない場合の被害意識(加害行為をしていながら、被害意識を持つのが人格障害の特徴)、⑤ 問題解決の展望の欠如などであるが、「他者」との関係で「自分の思い通りにしたい」という感情から出発し、あらゆる理屈が自分の感情の正当化のために用いられる。

筆者は数多くのストーカーと面談や電話での会話をしてきました。逃げ回る女性を探すための相談でしたがことごとく断って仕事として受けません。受件しないのに長時間彼らの相談対応をしてきたのは、この人たちの人間性を探り研究するためでした。その結果見えてきたのは

彼らのずるさ、卑劣さ、幼児性、妄想癖、虚言癖、自己愛、身勝手、(孤独感、寂しさ、愛への欲求)この三つに多くの女性は同情して交際を始めるが、本性を知って避けようとするとストーカー行為が始まる。劣等感、高いプライド、人間的もろさ、恨み、妬み、猜疑心、狡猾・・など人間の醜さを凝縮しています。ストーカーは例外なくこれらの性格が共通しています。

あるストーカーの依頼 30歳代 妻子あり  二つの事例は平成12年12月14日ストーカー規制法が施行される以前です。
男「別れた女性の、自宅~会社・会社~自宅について女が同乗している母親の車を尾行して出勤、退勤経路を調べてほしい。母親と娘は、私を警戒して1カ月以上娘を会社への送迎をしているので直接女と会う機会がない。根気よく尾行を続けてくれれば、コンビニやスーパーで買い物をするはずなので、その時は場所を教えてほしい。その店へ急行しますので。」
探偵「それでそこでどうするつもりなの?」 男「女が私から離れたのは母親の意見だと思う。女から本心で別れる言葉を聞いたらその場で女を刺し殺して私も死ぬ」

ストーカー被害を受けている女性からの相談・20代 デパート勤務
「35才くらいの男性客が商品についていろいろ質問してくるので、細かく説明した。この対応が男の歓心を得たらしい。帰り駐車場で待ち伏せされお茶に誘われた。お客様でもあるので丁寧に断ったが、昼~夕~男は毎日のようにデパートに現れて声をかけてきたり駐車場で待ち伏せされる。怖いので帰宅時は探偵さんの車で帰りたい。」(ストーカー対策として探偵に護衛を依頼する女性がいます)。
私は、その男の車のナンバーをメモして、県北のある駅前の派出所へ相談に行った。
交番の2人の警察が「あ!そいつは(高橋・仮名)だ。あの男は精神的におかしいから対応に気をつけてください」との忠告。警察官が高橋の人間性を説明するには、ある日、高橋が交番に住宅地図の閲覧に来た。婦人警官が対応したのだが、それから一月に3日くらいの割合で交番のその婦警に花束をプレゼントとして持ってくるようになった。最初は冗談だと思って軽くあしらって返したが、真剣な顔つきで花束を持ってくるのが続いた。婦警も男の行為におびえるようになってしまい交番の業務にも支障をきたすようになったある日、「ふざけていると逮捕するぞこの野郎!」と大声を上げて奴を怒鳴りつけてやったところ来なくなった。彼奴はターゲットをかえたんだな」。
私は、この男の異常性格を依頼者に伝え、探偵が帰宅をガードしたくらいでは解決しないと諭した結果、女性はデパートを退職した。

DV(ドメスティック・バイオレンス)
冒頭の事件の男はストーカー気質とDV気質を併せ持っていると思います。
離婚相談に探偵事務所を訪れる夫人たちが訴える、夫から受けたDV被害の態様をまとめると、
身体的暴力・・・殴る、蹴る、引きずり回す、物を投げつけるなど
精神的暴力・・・大声で怒鳴る、罵る、脅すなど
性的暴力・・・性行為を強要する、見たくないのにポルノビデオやポルノ雑誌をみせる、変質的な行為を強制するなど
経済的暴力・・・生活費を渡さない、働きに行かせないなど
社会的暴力・・・行動を制限する、友達に合わせないなどです。

私の質問 「どうしてこんな男とずっと生活を続けてきたの?」
夫人たちの答 「あの人はあの時、お酒に酔っていたから」「私の受け応えが悪かったから」「たまたま虫の居所が悪かったから」などと妻たちは「夫の暴力は一過性のもの」と自分に言い聞かせて、憎むべき夫をかばう妻もいるのです。性格異常者と向き合う妻たちの難しさだと思います。夫たちもまた、自分の暴力について一過性だったと弁解し、翌日には別人のように優しくなったりするのです。夫人たちは、優しい姿の夫を本当の姿だと思い込んでしまうようです。
この妻たちの説明にあるとおり、夫たちの特徴として、あるときはとても乱暴なのに、一転して泣きながら反省の態度を見せ、別人のように優しくなる・・・。性格異常者の本質を見抜けないまま、5年10年~ずるずると結婚生活を続けてしまうのですね。筆者は、このDV男たちの狂暴性と優しさの反転・真逆の姿勢が意図的なのか自然の発露なのか未だにわかりません。これからの課題です。

DV夫の浮気調査の依頼者40歳前半の主婦。夫は自営業 子ども二人。「調査の結果夫に女がいたら今度こそ別れる」決意で調査依頼。
結婚以来夫から受けた暴力の数々をまとめた。殴る、蹴る、髪を引っ張って引きずり回す、腕をねじる、首をひねる、刃物を突きつける、突き飛ばす、ジュースやお茶をかける、大声で怒鳴る、実家や友人と付き合うのを制限したり、電話や手紙などを細かくチェックする、カマをかける、殴るそぶりや、物を投げつけるそぶりをして脅す、誰のおかげで生活しているのだ、人の前でバカにしたり命令したりする、自尊心を低下させることをいう・・・。

夫には愛人がいた。調査結果を報告。
私は、依頼者に新しい生活を始めるための準備などを教え始めたところ、依頼者は力なく首を横に振りました。曰く「私と子どもが逃げたところで、実家の親が殺されます」。
DV被害に遭っている夫人たちが逃げられない背景には、DV夫たちは「お前が逃げたらお前の実家の親を殺す」と人質をとって脅しているのです。これほど卑劣なことは無いですが、この脅し文句はDV男の常套句なのです。依頼者が夫にバットで頭を殴られてパックリ割れた傷痕が痛々しかったです。

コンビニで刺殺された杉山沙織さんはこの男と知合って、暴力と優しさと脅しで支配されて翻弄されてしまったのでしょう。
ネットに、被害者にも落ち度があるような書き込みは間違っているとおもいます。ストーカー&DV男は一方的な自分の思いを遂げるのです。このストーカーたちの行動は予測できないのです。

DV相談は全国共通の電話番号 0570-0-55210



画像はイメージ



依頼人 大野真紀子(27)デパート勤務・独身 仮名
※ これは事件簿を参考にしたフィクションです。

対象者 ストーカー男 (この男と妻の名は仮名・職業は夫婦とも学校教員)

調査目的
付きまとい男の身元を調べて対策を立てる

相談概要
 アパートで一人暮らしをしている。半年前から得体のしれない男に尾行されている。勤務先の担当売り場にも電話が入る。最近は姿を現さなくなったが、売り場の私をじっと見ていた背広姿の30歳代の男の仕業だと思う。顔は覚えていない。帰宅時間がまちまちなのに、部屋に帰ると電話が鳴るので監視されているみたいで気持ちが悪い。電話番号をどうして知っているのか気味が悪い。休日は昼夜を問わず無言電話がかかってくる。私の行動記録を書いたメモがドアにはさまっていたり、ケーキを入れた袋がドアのノブにぶら下がっていたり、数本のたばこの吸殻がドア前に捨ててあった。
警察に相談しても真剣に取り上げてくれなかった。

調査結果
依頼人がメモしておいた唯一の情報、男が乗っていた「車番」から所有者・使用者の住所氏名が判明した。
(依頼者は、探偵に依頼する数か月前の退勤時、走行中に後続の車が気になったのでコンビニ駐車場に入ったら後続車も入ってきたため念のため車のナンバーを控えておいた。その時はストーカーとは思っていなかったため運転者の顔の確認はしなかったという)。

住所氏名を元に戸籍謄本を入手して、家族構成、男の実家と妻の実家が分かった(男は妻帯者だった)。
尚、依頼者アパートの固定電話番号は毎月NTTから送付される「電話使用料請求書・領収書」を集合ポストからストーカーが持ち去って請求書に記載されている電話番号を調べたと思われる。

男の住んでいるアパートの大家さんの談
(不動産会社の管理ではなく、アパートに隣接している自宅に住んでいる老夫婦の貸家だったので、女探偵が「奥さんの古い友だちでお互いの近況の確認に訪問した」と告げると201号室の入居者記録を開示しながら教員としての夫婦の暮らしぶりを教えてくれた。
妻は第二子を出産後体調が悪くて現在は実家で暮らしているという。

夫・山形哲夫 昭和33年〇月〇日 生 職業・〇〇市立〇〇小学校教諭(現在休暇中)
妻・山形聡子 昭和35年〇月〇日 生 職業・〇〇市立× ×小学校教諭(現在休職中)
長女・一美 3歳(現在父・哲夫の実家に預けられている)
第二子 (生まれて数カ月の次女は聡子と実家にいる)

続・調査結果(聡子さんからの聞き取り)
聡子さんの実家を訪問して、探偵の身分を明かして単刀直入に山形の一連の行為を話した。「ストーカー行為の被害者は警察に被害届を出す予定でいる。そうすると山形は失職するかも知れません。事を荒立てて加害者と被害者の名前が公になるのは本意ではない。奥さんから、『身元が割れた』ことを言って哲夫さんの行為を止めてもらえないか。」と事情を話すと、聡子さんと母親は驚きながらも、「あの男ならそれくらいやるでしょう。」「わたしは結婚生活であの男の言動に翻弄されて精神が不安定になった。あいつが部屋にいるだけで吐き気がするようになり、『もうだめ』我慢の限界を超えたので離婚を決めた。体調がよくなったら弁護士に相談する予定でいた。あの男を恨んでいるから、逮捕されて懲戒解雇されてもかまわない。むしろその方がよい」と、夫の悪口を、せきを切ったように言いだした。母子の山形に対する憎悪は相当なものだ。

「山形は外面と内面が極端に違う。」「猜疑心や嫉妬心が異常なほど強く、私の行動を常に監視している。独身時代の思い出話をしただけですぐに不機嫌になる」、「傲慢。暴言。自己中心。いつも命令的で私を見下す。反論には異常なほど興奮して怒る」「意味もなく突然不機嫌になり、用意した食事も口にしない。押し黙っているときもあれば、多弁になり一方的に持論を展開するので会話が成り立たない」。

「教職員研修会で知り合い、1年間交際して結婚したがその時に人間性を見抜けなかったことが悔しい。長女が生まれてから夫の異常な性格が露骨になった。離婚するかどうか決心がつかないうちに第二子を産んだ。無力感に支配されて何もかも億劫になった。自分の精神状態が危ないと感じるようになり、母親に迎えに来てもらった」。

山形のもう一つの顔を暴く
私は山形の行動の報告と聡子さんの意向を聞いて、実家を辞した。

二日後、聡子さん親子から「御願いがあります」との電話で再訪問。
奥さん曰く、「山形は長女と実家で暮らして勤務を続けているはずですなのに、昼夜にわたってストーカー行為をする時間があるのか気になって学校に問合せたところ、学校から『長女と次女のための育児休暇を取つて休職中である』との回答だった」という。

聡子さん親子の相談の要旨は、山形との離婚は裁判になったとき「性格の不一致」や「ストーカー行為」を離婚原因として争った場合少し弱いと思う。不貞行為など挙げて一発でケリを付けたい。子どもの育児休暇を取って休職しているぐらいだから、ストーカー行為の他に遊びまわっている気がする。あの男の行動調査をしてほしい、との依頼。

調査結果
山形は週に2~3日、県南のある市に出かけてテレホンクラブに入りテレクラで女漁りを繰り返していた(筆者・注 当時は男女の出会いの場はテレホンクラブが主流でした)。聡子さん親子の狙いはドンピシャリで、地元を離れて女遊びする山形はまったくの無警戒なので車に女を乗せてラブホテルの駐車場に出入する場面を6日(6人)分撮れた。

その後
「調停・離婚裁判で争うと慰謝料と養育費の相場が決まっているので高い金額は取れない。支払い能力のある山形親子の場合は離婚協議したほうがよいと思います」と私の意見を取り入れて、聡子さん母子は山形を交えた両親と離婚交渉をすることにした。

夫婦生活の実態。大野真紀子さんへの行為。育児名目で休職して女遊び三昧の日々の顛末を両親に訴えた。
山形親子は最初横柄な態度だったが、話が大野さんへの付きまとい行為とテレフォンクラブの実態説明に入ると、親子とも反論をするどころか居住まいを正して神妙な態度で聞き入り、事実を表に出さないように懇願する言動になった。(事態は探偵の筋書き通りに展開していった)。

「ストーカーされた大野真紀子さんは警察へ被害届を出さない。わたしは、あなたのすべての行為を学校に連絡しない。そうすればあなたは懲戒免職されずに教職を続けられるでしょう」、母子は山形親子に恩を売って交渉した結果、高額な慰謝料と養育費を取り決めて協議離婚を成立させました。

満足のいく回答の中から、事件の発端になった大野真紀子さんへ充分な慰謝料を支払った。

最近(2016.05.23)のストーカー事件報道。アイドル活動をしていた冨田真由(20)さんに執拗に付きまとった挙句、自分を受け入れてくれないとして冨田さんをナイフで襲撃して意識不明の重傷を負わせた岩崎友宏(27)のいたましい事件報道をみて、ストーカー先生を思いだして投稿しました。

現代の世相
警察官、弁護士、大学教授、僧侶、高校・中学・小学校教諭、上級公務員、国家公務員、地方公務員、議員etc.のストーカー行為の事件報道。一般人を含めてあげたら枚挙に暇がありません。男は誰もがストーカーになり得るのかもしれません(そして誰もがストーカー行為の被害者になり得る時代になってしまったようです)。
平成12年にストーカー規制法が制定されても尚、「犯罪白書」の統計はストーカー犯罪は激増するばかりです。世の中病んでしまっている・・・、これは世相を裏から見ている探偵事務所の実感です。

ストーカーに一人で対応しては絶対にダメです。
探偵に電話相談が入るときは女性一人で対応してきたために相当こじれてしまっていることが多いです(そして女性にも落ち度があることが多々あります)。例えば、ある人妻が生活苦のあまりハローワークで顔見知りになった男からお金を借りたことがきっかけで、その男とたった一度のデートが恐怖の始まりになりました。男からお金を借りた弱みで、ベットの中の撮影を許してしまい、それが更に弱みになって体を求められ続けている、という事例の相談が多少あるのです。

ストーカー対策法でも完全に防止できない場合があります(電波系、妄想・幻覚・クスリ依存・人格障害など頭がイカレタ人には無力です)が、一般的な社会生活を送れる感覚の人間ならばかなり効果があります。とにかく法律に頼るだけではなく、深みに入る前に本人、友人、家族、警察一体となって対応していくネットワークを素早く作ることがとっても大事だと思います。

DVの相談は全国共通の電話番号0570-0-55210

被害者Y子(28)さんとその父親(56)はともに私の古くからの知り合いです。

平成13年9月(2001年)に発生した事件で、父親の説明に基づき記事にしました。

なお、平成11年10月26日(1999年)に埼玉県桶川市で女子大生猪野詩織さん(21)が知り合った男性との交際を断ると執拗なストーカー行為を受けた挙句、JR桶川駅前で白昼刺殺されるという事件が発生しました。
埼玉県警の被害者に対する対応の不手際が大きな問題となり、平成12年5月(2000年)ストーカー行為規制法が成立し「付きまとい行為」を続けた者を告訴することができるようになりました。それまでは「つきまとい行為」そのものを罰する法律はなかったのです。

Y子さんのストーカーによる拳銃殺害事件は、ストーカー規制法が成立した直後の事件です。警察に相談していればストーカー男の危険な前歴が判明できたので、お店もY子さんも別な対応が出来たかも知れなかったことが悔やまれます。

事件の概要
 Y子さんは離婚して、4歳の子とアパート暮らしをはじめました。子どもを託児所に預けてスナックの雇われママの仕事。その店へ客として現れたのが山田健二(仮名・43)。山田は、美人で愛嬌のあるY子さんに一目ぼれ、毎晩通いつめプレゼント攻勢、閉店後の待ち伏せ、「送っていく」の誘いが続き、隠していたアパートも突き止められた。
山田は外見おとなしく優しいタイプなので、Y子さんも従業員も最初普通の客として接客していたが、男の付きまとい行為の異常さが怖くなりY子さんは、お店の経営者(58)に相談。経営者は、山田に付きまとい行為を止めるよう忠告した。その数日後・・・、注意されたことを逆恨みした山田は、経営者宅に拳銃をもって現れ経営者を射殺(命乞いした奥さんは許した)し、その足でY子さんのスナックへ乗り込み店内で開店の準備をしていたY子さんの正面に立ち無言でY子さんの眉間を撃抜いた。

山田は犯行後市内の小高い公園に車で逃走し、休憩小屋で拳銃自害した姿で捜査中の警察官によって発見された。

警察の調べで山田は過去に妻を包丁で殺害し、無期懲役の判決で下獄、15年目に仮釈放で出獄して1年くらい経過して今回の殺人事件を起こしたのです。

Y子さんの父親は、「娘は、お父さんと暮らす家を建てるため一生懸命働くからね・・・」と口癖に言っていた。「あの男が、前回の事件で死刑が無理なら、一生刑務所から出られない終身刑があったら娘は殺されずにすんだのに」と、嘆き悲しむ姿が可哀そうでした。

この父親と同じ考えの外国人が読売新聞地方版に掲載されました。その記事の抜粋です。

終身刑創設求めバイク行脚
妻子失くしたストッキさん 県庁で協力呼び掛け

仮釈放のない終身刑の創設を訴えてバイクで全国行脚している京都市の建築材輸入業、ストッキ・アルベルトさん(51)(スイス・イタリア国籍)が県庁を訪れ、署名運動の協力を呼びかけた。

ストッキさんは2004年5月、宮崎市の自宅を盗み目的で侵入した男に放火され、妻の公子さん(当時46)と二女の友里恵さん(当時12)を亡くした。男は無期懲役が確定したが、ストッキさんは「10年か20年たてば仮釈放される。日本は刑法が軽い、無期懲役と死刑の間に差がありすぎる」と考え、オートバイで全国を巡り、終身刑の創設を訴えている。

ストッキさんは「法律ができるまで活動を続けたい。33年前に来日した時、日本はもっと安全な国だった。昔の姿を取り戻してほしい」と話した。

外国人が今の日本の治安の悪さを憂いて、刑法改正のためバイクで全国行脚、署名活動をしています。平和ボケしている日本人は襟を正さねばならないと思います。

依頼者 妻 砂田晴美(26)会社員  対象者 夫 砂田秀樹(28)会社員 仮名

※これは事件簿を参考にしたフィクションです。

相談概要
離婚調停・裁判に提出するため結婚生活が分かる申立書の作成

夫の性格的な問題
 手短な例を挙げると、夫は車の走行中ウインカーを故意に点灯しないで、急ハンドルを切って、右折・左折をする。対向車や後続車を挑発するためなのか、同乗の私に不満を表す手段なのかわかりません。また、突然猛スピードを出したり、凹凸の道路を猛スピードで走り抜け、その弾みで私の頭が車の天井に当たったこともあります。信号無視や無謀運転を何度も繰り返すなど、キレると自制心が無くなります。

 家でも、外食でも、止めなければ限なく暴飲暴食をします。その姿は何かに取りつかれているようです。
 夫に、生活上の悩みなどを相談しても一切無視され、逆に数時間にわたって自説の主張が始まり、私が同調しなければ激高し、素直に聞いていない。返事が無い」と、正座させて明け方まで説教を続けます。

 自分は「偉いのだ」という自意識が過剰です。私が残業や仕事疲れで帰宅しても全く家事を手伝おうとしないで、不機嫌を露わにして酒をのみながらテレビを見て夕食を待ち続けます。
 夫婦げんかしたとき、電話で泣きながら義母に相談すると、私の考えなど全く無視して、夫の言動を正当化します。また、夫の実家に行くと、息子自慢を何度も繰り返すので、私は辟易して相槌を打たないと、母子で怒りを露わにします。義母は、私に挨拶の仕方から、服装、口紅の色など口うるさく干渉します。

別居した経緯
 結婚して、1年2年と経過して、夫の性格がよりはっきりとわかってきました。自己中心で冷淡、陰険で執念深いです。理屈やで、すぐに激高する、私の失言や家事のこと、義母との会話の些細なことに揚げ足を取って激怒し、同じことを執拗に繰り返して追及します。母に対する依存心が強く、何事でも母親に報告しています。自立できないくせに自尊心が高く、露骨に私と実家を見下した態度をとります。

 夫の横暴がひどすぎるので、夫の叔父さんに相談したことが義母に伝わり、「余計なこと言うな!」と怒鳴られ、私の意見を述べると「何時からそのような口をきくようになったの!」と、ヒステリックに怒鳴り一方的に電話を切りました。

 ある日の夫婦喧嘩中に、夫に殴られ、泣きながら私の親に電話中、電話線を引き抜いて電話機を隠して、私に襲い掛かって首を絞めました。
 手足にアザができるほど部屋中を引きずり回され、首や頭、体を押さえつける暴行は日常茶飯事です。
 殴られて、泣き叫ぶ私を台所へ引きずって行きガスの元栓を開いて、私が恐怖で静かになるまでガスを放出したこともあります。
 また、凍てつく冬の夜中、部屋から引きづり出され、「今後俺に絶対服従すると、謝るか」、「服従できないなら実家に帰れ!」と、3時間にわたって正座させられて責めを受けました。

服従するか離婚か、迫られる
 私も性格的に強い面があり、夫婦諍いの原因の一つがあると考えて、ある夜の話し合いで、夫に謝罪し、「これからも結婚生活を継続していきたい」と言うと、「では、今晩のうちに俺の両親のところへ行って、『これから一生貴方方のお世話をさせてください』とたのむこと」。「両親と和解できたら、ただちに両親と同居すること。しかし、そうなっても俺はお前に愛情はまったくないから、家のため奴隷のように働いて親戚一同に認められなければならない」と、条件を突き付けました。とうてい受け入れることはできず、態度を保留して私の実家に帰り別居生活が始まりました。

別居中のできごと
 私が、夫と義父母に恭順して離婚を避けるか迷い、「とにかくこのような(別居)になったことをお互いの親に謝ろう」というと、「冗談じゃねえ!お前と両親が俺と親のところに頭を下げに来るべきだ。俺は、自分の親が一番大事で、お前に愛情のかけらもない。」「お前は、俺が一生を台無しにする価値もない。傍にいるだけで身の毛もよだつ。」「長男なのに、親戚や近所に取り返しのつかないことをした。早く離婚しろ、と親も促しているのだ」と、選択は離婚しかない態度です。
 夫は、私を再三呼び出して、離婚届の用紙に署名をもとめます。

 私は、性格障害の夫を心底怖いと思います。しかし、理不尽な夫側の離婚要求に同意できません。

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