水戸興信所 探偵よろず日記


依頼者 夫 窪田松雄(31)自営  対象者 妻 窪田美由紀(28)専業主婦 幼稚園児あり 仮名

※これは事件簿を参考にしたフィクションです。

相談概要
 夫とその母親の言
嫁は、現在妊娠6カ月、三つ指ついて親に挨拶し、丁寧な言葉を使う。家事もちゃんとしている。一見して真面目な嫁さんだが何か影があるのが気にかかる。女の私にだけ感じるものがある。(姑)
真面目な妻を信じて疑ったこともなかったが、ある日サラ金から督促状が届いて驚いた。妻は、「友達に名義を貸しただけ」の一点張り。 サラ金の件があってから様子を見ると、自宅をいつも留守にしている。評判の悪い主婦たちと交際していることもわかった。会話中にハッとする意外な言葉を使うなど不審なことがいろいろ出てきた。まさかとは思うが、妻が妊娠したころにセックスした覚えがない。(夫)

調査結果
 美由紀が外出中に、家庭の電話に盗聴器をセットした。現在のように携帯電話が普及していない時代「電話盗聴」は最も確実に在宅者の状況が分かる方法だ。数日後、妻が留守中に外部と交信した自動録音機を回収し、依頼者の両親宅でテープを再生した。

再生テープ
 女友だち。「もしもし、イャー昨日はよく出たネー、今日も同じ時間に行こうョー。ところであれから健くんと会ったの・・・で、やったの?アンタラもすきだねー アンタほんとに 腹の子産むのかよ、健くんなんて言ってるの? ダンナにバレないの? 大丈夫かよ・・・」。

美由紀。「・・パチンコ儲けた金でラブホ直行したよ。・・・もう6カ月になるもの中絶できないジャン。健も産んでもいいって。あれは(注・夫のこと)トロイから お腹の子のこと バレないと思うんだ それと健とあれ、同じ血液型だから わかんめぇ ヤバクなったら DNA鑑定なんてやられるまえに 逃げちゃうょー。 健も いつでもわかれて来い 待っているからって もう芝居も疲れたから この子産んだら 出て行こうと思ているんだ ・・」。

探偵の眼
 依頼者は、盗聴テープの内容から、「健」の勤務先を割出して退勤を待ち伏せ拉致し、両親宅へ連れてきた。倉庫内で依頼者は、健に激しい暴行を加えた。息子の無念さを知っている両親は暴力行為を制止しなかった。

数日後、健は両親と窪田宅を訪問して、窪田夫婦の家庭を崩壊させた慰謝料として相応の金銭を差し出した。なお、健の言によると、「パチンコ店で知り合って交際を始めた。美由紀は妊娠5カ月までひた隠して、5カ月経過して、中絶はできないと告白された。」「美由紀さんに離婚を進めたこともないし、僕がいっでも待っているから、などといったこともない」「あの人は、窪田さんと離婚して、僕と一緒になると勝手に思い込んでいたようですが、年の差もあり、子持ちの人と僕は結婚する意志はまったくありませんでした」。

美由紀は、窪田家から追放された。年下の男をつまみ食いした不倫の、代償は大きすぎたようです。

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