水戸興信所 探偵よろず日記

遭遇した人格障害らしき人達

依頼者 妻 砂田晴美(26)会社員  対象者 夫 砂田秀樹(28)会社員 仮名

※これは事件簿を参考にしたフィクションです。

相談概要
離婚調停・裁判に提出するため結婚生活が分かる申立書の作成

夫の性格的な問題
 手短な例を挙げると、夫は車の走行中ウインカーを故意に点灯しないで、急ハンドルを切って、右折・左折をする。対向車や後続車を挑発するためなのか、同乗の私に不満を表す手段なのかわかりません。また、突然猛スピードを出したり、凹凸の道路を猛スピードで走り抜け、その弾みで私の頭が車の天井に当たったこともあります。信号無視や無謀運転を何度も繰り返すなど、キレると自制心が無くなります。

 家でも、外食でも、止めなければ限なく暴飲暴食をします。その姿は何かに取りつかれているようです。
 夫に、生活上の悩みなどを相談しても一切無視され、逆に数時間にわたって自説の主張が始まり、私が同調しなければ激高し、素直に聞いていない。返事が無い」と、正座させて明け方まで説教を続けます。

 自分は「偉いのだ」という自意識が過剰です。私が残業や仕事疲れで帰宅しても全く家事を手伝おうとしないで、不機嫌を露わにして酒をのみながらテレビを見て夕食を待ち続けます。
 夫婦げんかしたとき、電話で泣きながら義母に相談すると、私の考えなど全く無視して、夫の言動を正当化します。また、夫の実家に行くと、息子自慢を何度も繰り返すので、私は辟易して相槌を打たないと、母子で怒りを露わにします。義母は、私に挨拶の仕方から、服装、口紅の色など口うるさく干渉します。

別居した経緯
 結婚して、1年2年と経過して、夫の性格がよりはっきりとわかってきました。自己中心で冷淡、陰険で執念深いです。理屈やで、すぐに激高する、私の失言や家事のこと、義母との会話の些細なことに揚げ足を取って激怒し、同じことを執拗に繰り返して追及します。母に対する依存心が強く、何事でも母親に報告しています。自立できないくせに自尊心が高く、露骨に私と実家を見下した態度をとります。

 夫の横暴がひどすぎるので、夫の叔父さんに相談したことが義母に伝わり、「余計なこと言うな!」と怒鳴られ、私の意見を述べると「何時からそのような口をきくようになったの!」と、ヒステリックに怒鳴り一方的に電話を切りました。

 ある日の夫婦喧嘩中に、夫に殴られ、泣きながら私の親に電話中、電話線を引き抜いて電話機を隠して、私に襲い掛かって首を絞めました。
 手足にアザができるほど部屋中を引きずり回され、首や頭、体を押さえつける暴行は日常茶飯事です。
 殴られて、泣き叫ぶ私を台所へ引きずって行きガスの元栓を開いて、私が恐怖で静かになるまでガスを放出したこともあります。
 また、凍てつく冬の夜中、部屋から引きづり出され、「今後俺に絶対服従すると、謝るか」、「服従できないなら実家に帰れ!」と、3時間にわたって正座させられて責めを受けました。

服従するか離婚か、迫られる
 私も性格的に強い面があり、夫婦諍いの原因の一つがあると考えて、ある夜の話し合いで、夫に謝罪し、「これからも結婚生活を継続していきたい」と言うと、「では、今晩のうちに俺の両親のところへ行って、『これから一生貴方方のお世話をさせてください』とたのむこと」。「両親と和解できたら、ただちに両親と同居すること。しかし、そうなっても俺はお前に愛情はまったくないから、家のため奴隷のように働いて親戚一同に認められなければならない」と、条件を突き付けました。とうてい受け入れることはできず、態度を保留して私の実家に帰り別居生活が始まりました。

別居中のできごと
 私が、夫と義父母に恭順して離婚を避けるか迷い、「とにかくこのような(別居)になったことをお互いの親に謝ろう」というと、「冗談じゃねえ!お前と両親が俺と親のところに頭を下げに来るべきだ。俺は、自分の親が一番大事で、お前に愛情のかけらもない。」「お前は、俺が一生を台無しにする価値もない。傍にいるだけで身の毛もよだつ。」「長男なのに、親戚や近所に取り返しのつかないことをした。早く離婚しろ、と親も促しているのだ」と、選択は離婚しかない態度です。
 夫は、私を再三呼び出して、離婚届の用紙に署名をもとめます。

 私は、性格障害の夫を心底怖いと思います。しかし、理不尽な夫側の離婚要求に同意できません。

DV夫と離婚するため、弁護士に提出する「生活の記」

妻 長野知美 (38)  夫 長野 剛 (40)公務員 仮名

※これは事件簿を参考にしたフィクションです。

1 結婚生活における夫の暴力
1 私の実家に家族で遊びに行った帰り、「新田町へ回って」と、少し遠回りを夫に頼んだところ、夫は突然酒の入った瓶を取り出して私の腰部を思い切り殴りつけた。私は気絶し、しばらくして意識が戻ったが今でも後遺症に悩んでいる。

2 ある夜、突然怒り出し、寝ている私の上布団を取り払い私の体に肘を突き立てて体重をかける、喉元に肘を突き立てる、陰毛をむしり取る、など一つの行為に40分も時間をかけ、11時頃から翌朝4時ころまで暴行を受けた。この暴行は毎夜のように続き、逃げ出しても必ず探し出されて何倍も痛めつけられるのが目に見えるので、毎日おびえながら帰宅した。
一週間繰り返し暴行を受け、全身が痛んで立てなくなった。このままでは殺される、と心底怖くなり、「病院に連れて行って」というと暴行は止んだが、外出できないように裸にされ下着は全部ハサミでずたずたに切られた。病院には行けず、全身にシップして一週間寝ていた。

3 町内を堂々と女連れで遊びまわり、そのことを知り合いの奥さんに指摘されるのが苦痛なので、夫に、「人に言われるのが嫌だからよその町へ行って遊んで」、というと、私の髪の毛をつかんで頭からビール瓶が空になるまでかけられて殴る蹴るの激しい暴行を受けた。
子供がタオルを持ってきて私の体や畳を拭いていると、夫は、革ベルトの金具の部分で子供の頭をめがけて思いきり振り落した。とっさに子供をかばった私の背中に当たり、直径10センチのどす黒いアザになった。子供の頭に当たったら死んでいたかもしれない。子供は主人に聞こえるような大声で「僕があいつを殺さないとお母さんが殺されてしまう」と叫んだ。

4 物を投げつける。足蹴り。拳と平手で殴る。髪を引っ張る。引きずり回す。腕をねじる。突き飛ばす。
生活費を入れない。大声で怒鳴る。実家や友達と会うことを制限する。殴るそぶり、物を投げるそぶりをする。人の前でバカにする。子供に危害を加えると脅す。物にあたる。などの暴力暴言は日常茶飯事で、今私と子どもが無事でいられるのが不思議だ。飼い犬も暴力の対象になり、ことある度に木刀やカマで殴られた傷が絶えずいつも怯えて震えていた。

5 夫が、サラ金・クレジットから1500万円の借金をしていることが発覚した。心配した夫の上司と夫の兄が来て「何に使ったのか」質問されると、「私は一円も使っていない。妻と子供が使った」と答えた。私は、この一言を聞いてやっと家を出る決心がついた。

6 連日、賭け事、飲酒と女遊びで3時4時の朝帰り。生活費もボーナスも入れず、私のパートの給料で生活をしてきた。にもかかわらずサラ金の借金を転嫁するため、上司と兄の前で私を罵りながら出鱈目な話を繰り広げた。

2 別居中の出来事
1 私と子供はとりあえず一人暮らしをしている姉のアパートに同居した。ある夜、夫がアパートに押しかけてきたので鍵をかけると、ドアを壊して侵入しょうとして大きなドライバーを隙間にこじ入れて、「火をつけてやる!」と罵声を上げながら、メリメリ音を出してドアを破り始めた。夜8時から11時までの騒動に、1階住む家族が出てきて立ち会ってくれ、夫と姉が話を始めた。この間、私が夫の兄を電話で呼んだことを知った途端、夫は飛ぶようにして逃げ帰った。

2 翌日、夫はアパートを管理している不動産屋さんに、「騒ぎの原因は、妻が家の鍵や車の鍵を持ち去ったから」と、謝罪もせず弁解した。事情を知っている業者が怒って、「お前頭がおかしいんじゃないか?器物破損で警察に告訴する」というと、青くなってドアの破損代を弁償する誓約書を書いた。

3 夫は、自治会長や近所の人に、「妻と子供が新興宗教に入り家を処分し財産や家財道具一切を持って逃げた」と言いふらした。別居するとき夫の兄が立ち会って所帯道具を分けた。別居中でも毎日嫌がらせに来るにもかかわらず、近所の人には「逃げた妻子の居場所が分からない」と泣きついている。

家庭を破滅させた自覚など全く感じられない。このような外面と内面の全く違う卑怯な人間とは一刻も早く離婚したい。

探偵の眼
 妻・長野知美さんは、結婚して間もなく夫の浮気調査に来た人です。その時の結果は女性を日替わり定食のように取り換えて遊びまくっていました。家を新築して子供も生まれたので、夫の女遊びが分かっても離婚に踏み切れなかったそうです。離婚を決意するまで10年近くかかってしまった、と悔しそうでしたが、「夫と別れる目安が付いたので未来がひらけた」と、明るく言った表情が印象的でした。この「生活の記」は依頼者の聞き取りをまとめたものです。

相談概要 
依頼者・内藤明美(35)歯科技工士 対象者 中山靖男(37)会社員 氏名・年齢・職業 共に仮名

※これは事件簿を参考にしたフィクションです。

 その男と結婚を前提に同棲をした。男の妻は暴力に耐えられず実家に逃げ帰ったことを後で知った。私が男と出会ったころは、優しい口調の電話の誘いだったが、しだいに誘いが強引で執拗になってきた。30分に1回くらい携帯電話が鳴り、仕事ができないので電源を切ると、職場の有線電話にかけてきて、「どうして誘いに応じないのか!」と怒鳴るようになった。退勤時、男が夕方から駐車場で何時間も待っていて尾行された。住まいが分かってしまうので、もうこれ以上避けきれないと諦め、会ってどんな男性なのか確かめようと考えて食事の誘いに応じた。

それが地獄の始まりだった。

 付き合い始めて、普段はおとなしいのに、会話で何か一言が気に入らないとすぐにキレることや、監視ぐせ、電話魔的なことが気にかかったが、反面、「結婚すれば治る。私がなおしてみせる」という安易な気持ちがあった。このような性格の人に出会ったことが無くて、真の恐ろしさが分からなかった。男は、「妻とまもなく離婚する」というので、交際1カ月で男の部屋で同棲を始めた。交際中は酒を全く飲まなかったのに、実は酒乱だった。内心、騙されたと悔やんだが、生活費のこともあって別れを切り出す勇気がなかった。酒を飲み始めると形相が変わり、ちょっとした一言が気に入らないと、顔面蒼白になって爆発的な怒り方をする。怖くて無言でいると、「何が気に入らなくて黙っている!」と更に激高する。その怒りの激しさはいままで体験したことのないものだ。会話しても、無言でいても、気がふれると一方的に殴られた。ある日、「お前が夫と別れてからの男性遍歴を話せ」と告白を迫られて、交際した男性の話をしていると逆上し、殴る蹴る、髪の毛を引きちぎられ、木刀で息の根が止まるほど殴られるなど、狂気の暴行を受けた。

嫉妬深く、被害妄想でもある

 職場の話や、男のお客さんの話をすると、「その技工士が好きなのか!」とか、「その客と昼間遊んでいるのだろう!」と本気になって詮索する。私が出勤しているかどうか確認の電話を入れ、退勤後はクリニックの奥様に、「いつも明美がお世話になっています。明美は何時頃帰りましたか」と、毎日退勤時間も確認していた。相手がどう思うだろう、とか、自分はどう思われているのだろう、などの気遣いや恥じらいなど常識は通用しない。

 日常的に日本刀や木刀を振り回し、刀の背で力任せに叩かれ手の甲をきられたこともある。体中アザだらけで生傷がたえない。男は、私が逃げるようなそぶりを感じると、「お前の娘が年頃になったら必ず襲ってやる」と脅す。娘を人質にされているようで、逃げる気持ちも失せて、無力感で一杯。生き地獄の日々だ。あの宅間守とおなじ気質だと思う。

私が逃げても実家に預けている子供や、父母が殺されると思う。私が殺されるか、男を殺してしまうか、ギリギリのところまで追いつめられている。

 狂人のように暴力を繰り返しても、そのあと「俺を一人にしないでくれ」と、別人のように泣く、同じ男の落差が信じられない。最初は、「心が弱いだけ、ほんとは優しい人」と、暴行を受けても許せる気持ちがあったが、今は、あの男の人格は絶対に治らないと確信している。

探偵の眼 
 内藤明美さんは顔、両手足が赤アザ、青アザだらけで正視できないくらいでした。この話はもちろん実話ですが、この内容とほとんど同じ、という加害者・被害者をわたしは相当数知っています。というより、相談を受けています。最初は仮面をかぶって女性にち近づいて、女性が男の掌中に入ってから男は本性をむき出しにします。気を付けてください。

 

Copyright © 2015. 離婚、浮気調査の水戸興信所 All Rights Reserved.