「夫は何をしているのでしょうか? マイホームパパが深夜の帰宅や、あれこれ言い訳して外泊するようになった」「スマートフォンを肌身離さず持ち歩く」「あれ?・・・と漫然とした疑問が多くなったが確証はない」。
婦人たちは、夫の「ちょっと変わった空気」を見逃さずに、疑惑を膨らませていくのですね。
現在は結婚する三組に一組が、夫又は妻が離婚経験者だそうです。このような大離婚時代になっても、妻たちは軽々に離婚を決断しているのではありません。夫の言動に疑惑を持って最初から離婚を決意して探偵事務所に調査を依頼する人はいません。
夫の不貞に確信を持った妻は、探偵に依頼する前にまず事実を知ろうと行動を起こしています。親や姉妹、親しい友人に悩みを打ち明け、携帯電話や手帳を盗み見し、机やカバンをかき回し、勤務先や行きつけの飲み屋を偵察し、尾行までして夫の不倫疑惑を追及してます。でも決定打が無いため、夫に冷笑されノイローゼ扱いされて傷ついていきます。
このような状態で、一人悶々として、半年、一年、二年が経過し、夫の不審な行動や夫婦関係がますます悪化してやっと意を決めて探偵事務所にたどり着きます。この時点で心身ともにぼろぼろになっている人もみられます。
夫の不貞が、妻の出産から三才児までに特に多いですがこれは危険です。幼児は母親の肌のぬくもりと精神的安静とのなかで健やかに過ごし、幼児の性格を育み一生を左右する時期だと言われています。
幼児の人格形成のもっとも根幹となる過程は満二歳までにおこなわれると、精神科医岡田尊司は警鐘しています。この時期に夫が不貞に走り、妻は夫の言動に翻弄されて、育児に満足な「愛情と保護」を与えられるはずがありません。
夫の不貞は、妻と子の一生を左右してしまうことを肝に銘じてほしいです。
先ごろ離婚の記者会見で「スザンヌ」というタレントさんが、「子どもが産まれたら優先順位が代わってしまった」「子どもの事で一生懸命だった」「夫婦にはなれたけど家族にはなれなかった」などと涙ながらに話していました。この会見の内容を知った多くのヤングママから「共感できる」と圧倒的に支持する意見が印象的でした。
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