水戸興信所 探偵よろず日記

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熟年離婚は悲劇なのだろうか?

熟年離婚ができるということは別れても何とか経済的にやっていけるということだ。裕福な生活を捨てて古いアパートに移り、パートと年金でどうにか生活している人もいる。今まで仕事をしてこなかった主婦の中には一人ではとてもやっていけないと思って我慢している人もいるだろうし、夫が頑として離婚に応じない場合もある。

ストレスで心身ともにずたずたになったときには、そこから離れるというのが一般的な対処法だ。学校に行くと頭痛やめまいがするとかいじめに会うとかいう場合は不登校という手段もある。夫婦関係がこじれて心身ともに疲れ果てたら、別居や離婚という方法はあるが、その最大の障害は経済的問題である。

凶行に及んだ妻の責任は重いが、そのような行動に至るには離婚を強く希望していたのになかなか応じないとか、経済的に追い込まれたなどいろいろと訳がありそうだ。夫が妻に強く依存しすぎると、このような悲劇が繰り返されるだろう。

ある定年向けの講演会で、初老の男性から「家庭内別居の状態ですが改善する方法はありますか?」と尋ねられた。「家庭内別居は熟年期夫婦の一つの解決策です。お互いに自立していなかったら家庭内別居は成り立ちません。さすがに重病の時や突然死亡した時などはすぐに発見してもらえるので、大きな問題はないと思います」私の答えである。妻の殺気を感じても、諸事情で離婚できないときは家庭内別居も一つの方法だ。

作者プロフィール 石蔵文信(いしくらふみのぶ)昭和30年、京都市出身。内科、循環器科専門医。大阪市内で「男性更年期外来」を解説し中高年の心と体の専門家として丁寧なカウンセリングと治療に定評がある。

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