水戸興信所 探偵よろず日記



画像はイメージ



依頼者 (被告)上野知美(27)OL
対象者 (原告)山田茂樹(26)会社員 共に仮名
※これは事件簿を参考にしたフィクションです。

調査目的
   結婚調査 結婚調査とは次のようなことを調べます。※家庭環境 ※家庭状況 両親・姉妹姉妹について、同居か否か、生死の別、勤務先や近隣の評判 ※住居の位置 土地 建物は自己所有か否か、家族の円満さ 近隣との付き合い 心身に欠陥のあるもの(精薄者、不具者、疾病で病床に臥している者)はいないかか ※病死した家族がいる場合の病名 ※持て余されている者(浪費家、乱暴者、盗癖や賭博癖のあるもの)はいないか ※特定思想の信奉者あるいは特定の宗教を信仰しているものはいないか ※両親と本人の近隣の評判

本人について
※家の宗教・本人の宗教 ※日常の行動 ※交友関係(友人の氏名・性格・素行など) ※異性関係(ボーイフレンド・ガールフレンド、既婚者、夫婦仲など)※金の使い振り(金銭上のトラブル、借財など) ※盗癖、酒癖の悪さなど悪癖のうわさの有無

調査結果
    対象者が婚約不履行の裁判を起こしたため結婚調査は中止して、訴状にたいする答弁書の原案を作成した。

解説
山田茂樹と上野知美が婚約。結婚式・披露宴会場を予約して、山田が結婚披露宴招待状を発送した。知美は、交際6カ月間の山田の人間性に不信感が募って煩悶のすえ結婚を断念、婚約の解消を申し入れた。しばらくして、山田から婚約不履行による損害賠償の訴訟をおこされた。知美は、自分の一方的な都合で破談にしたのではなく、相手の人間性に問題があったからと、争うことにした。
この陳述書は、相手の訴状に対して婚約破棄にいたる心情と経緯を聞き取って作成したもので、資料として弁護士に提出したものです。


陳 述 書
被告 上 野 知 美
1 略

2 結納を交わし、結婚式場を予約して新居になるアパートを借りてまでして、私から婚約解消を申し入れなければならなかった背景・事情を申し述べます。

3 6カ月余りの婚約期間にわかった、お互いの大きな性格の隔たりについて、話しあって整理しなければならないことを原告に伝えました。
「私への過度の束縛と監視、過度の甘えを止めてほしい」。「優柔不断は困る、もっと自主性をもってほしい」。「金銭的にけちけちしないでほしい」。「神経質で怒りっぽい性格を直すように」などです。それでも結婚に踏み切れない、どうしても払拭できないものがあるので、気持ちの整理がつくまで結婚式をキャンセルしたい、と伝えました。
どうしても拭えないものとは、前述の他にたとえば、原告の度を越した怒り方とか、他人の前でお話しができないのに、私には、異常なほど多弁になり、どうでもよいことを延々と続けること、その他のことは以下に述べることにします。

ある日、私と原告、結婚式場の支配人3人で話しあいました。
私が、「彼は、結婚しても性格が変わるとは思えない。例えいま直しても絶対に我慢しきれなくなるし、我慢しながら生活するのはおかしいと思う。」と言うと、「結婚してからよくなることもあるジャン」と言いました。
支配人は原告に、「人の性格はすぐ直るような問題ではないんだよ。ハイ結婚しました、といって今日から変われるの?」と、私に同調すると、原告はふてくされて黙ってしまいました。式場からの帰路、「やはりどうしても結婚できない」と伝えると、原告が感情的になって泣き喚いたりしたので、その話は止めました。数日してから原告は婚約の解消を承諾しました。「もう考えは変わらないの?」と未練がましく言う原告に、はっきりその意志がないことを伝えました。

交際期間中に感じていた隔たりについて、このままの状態で結婚しても性格の相違で結婚生活が破たんすることは明らかと考えて、婚約の解消を申し入れたのです。よって、訴状にある、「理由も告げず一方的に結婚の取りやめを告げた」のではありません。

3 婚約したころから原告の横暴な言動が目立ち、性格的な違いも顕著になりました。
例えば、車で走行中に渋滞に巻き込まれたり、赤信号で度々停止を余儀なくされたり、私が何かの拍子でドアのガラスを少し叩いたくらいで激怒するなど、何かにつけて怒りっぽく、怒り出したら制御ができません。わたしがいままでに体験したこともない怒り方です。なにが原因で原告に怒られているのか理解できないことが度々あります。原告には自制心が無いらしいことが分かり、怖さを感じるようになりました。

4 アパートのカーテンのヒダが不揃いだとそれが気にかかり、それを一つ一揃えてから閉めるのです。玄関のドア、くるまのドアの鍵をかけても、「ノブ」を10回以上ガタガタと引っ張って確認します。室内が少しでも散らかっていると用事があって出かける前でも整理することを優先します。
また、住所など書いてある紙を捨てるときは、必ずシュレッターのよううに細かく1枚1枚ちぎって捨てるなど、病的と思われる神経質、清潔癖、度を越した几帳面さなど、原告の性格に私は大きな隔たりを感じました。

5 私が、ドライブしようと誘うと原告は、ガソリン代がもったいない、と反対し、冬、車中で会話するとき、ガソリンがもったいない、とエンジンを止めて何時間も平気で会話を続けます。外食はお金がもったいないとのことで嫌がり、駐車場の料金加算がもったいない、と何度も口にしながらついてくるので、デパートなどで買い物もゆっくりできません。私のお金の使い方にも細かく干渉し、洋服を買うとき、「ほんとうにこれでいいの?もう少し考えたら?もっと安いのがあるかもよ。」などと口を挟んでついて回るので、欲しいものもほとんど買えませんでした。
また、原告は母親に出費させることを極端に避けるのに、私の親には平気で出費させてお礼も言えません。新婚で住むためのアパート賃借の支払い、家具類、家電、生活用品など全て私と私の母親が支払いました。

原告の徹底したケチぶりと自己中心の考えは、私に相いれないものでした。

6 原告は一人でコンビニにも行けず、他人との挨拶もできず、協調性もなく友人もほとんどいません。病院にも1人で行けず、私に会社を休ませて同行させます。また、考えごとに一貫性がなく、物事を自分で決められず私に決めさせたにもかかわらず、後から必ずねちねち愚痴と文句をいいます。
私が何か意見を言えばすぐ逆ギレします。周囲に人がいることなどお構いなしに激高する姿を見るたび、結婚する意志が失せていき、原告の情緒不安定ぶりは、精神的に障害があるのではないか、と深刻に考えました。

私がたまに女友達とでかけると、「何時に帰るのか」「今何を食べているのか」。8時9時になると、「まだ帰らないのか」と執拗にメールを入れつづけ、すぐに返信しないと激しく怒ります。私が一人で外出すると怒る。どこに行く時もメールを入れないと怒る。友達と一緒だというと、友達を電話に出させて確認する。など原告の特異な性格を知るにつけて困惑するばかりになりました。

7 原告は、過去に自律神経失調症になり会社を1カ月休んだそうです。「俺が会社を辞めると困るから、みんな何も言えないんだ」と得意げに話す原告をみて、結婚相手としての信頼感が日に日に失せていきました。

8 私は、日時が経つたび原告に失望し、不信感が募るばかりで将来に希望も持てず、会うことさえ嫌悪するようになりました。
交際中に生理不順になり、医者からストレスによる生理不順と診断されました。
二人の対照的な性格を相互に克服することは難しいと思います。それぞれに簡単に変えられない生活信条とか価値観もあるとおもいます。

婚約そのものが間違っていました。解消を申し入れるまでに1週間で4キロ痩せるほど悩みました。その結果、意に反して結婚してすぐに破局を迎えるより、婚約の解消の方が、より良い選択だと結論を出したのです。

原告は、婚約解消は全面的に私の責任であるとして、損害賠償請求の裁判を起こしてきましたが納得できません。原告の資質によることも原因の一端として考慮してください。そのうえで私は相応の和解金を支払う用意はあります。

裁判結果
原告が被告に慰謝料支払いと、結婚準備費用全額の請求を求めた裁判は、「和解」で終わりました。和解条件は、被告(上野知美)が原告(山田茂樹)に慰謝料を支払う必要はなく、結婚準備の諸費用は原告・被告折半で支払う、ということになり、実質的に被告・知美の勝利でした。

この陳述書は人格障害者の人間性があらわれています。女性が結婚相手を点検するための教材になるとよいです。

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