水戸興信所 探偵よろず日記



依頼人 夫 木村武治(39) サラリーマン

対象者 妻   夏江(38) 専業主婦

小学5年と3年の子供あり

調査目的 土曜、日曜に外出して夜半に帰宅する妻の行動調査

相談概要 妻は、土曜、日曜日に必ず徒歩で外出する。夕方6時ころ家を出て午前3時ころ帰宅する。「飲んでくる」と言って外出するので、朝帰りの妻に「どこで何をしていたの?」と聞くと、「近所のスナックでカラオケしていた」と答えるだけなので強く追及すると、「証拠を出せ!そんなに疑われたらやりきれない!別れましょ」と大騒ぎをする。数年、セックスレスが続いている。「体調が悪い」といつもごろごろしている。食事の支度もしたことがなく、子どもはコンビニ弁当で自分もコンビニでおにぎりやラーメンなどで満たしている。家庭内で会話もなく、何を考えているのかわからない。家の中に木枯らしが吹いている感じ。妻に男がいるのではないかと思う。証拠を取ってこの疑惑に決着をつけたい。

調査結果 依頼人宅に設置した電波発信機により、対象者が携帯電話で外部と会話している音声を探偵が傍受した。「ごめんね。今日は9時にならないと出られないんだ・・お腹すいた・? いつもの〇〇駐車場でまってて・・」。依頼者宅アパートの近くのD会社社員大駐車場にエンジンをかけて男の運転手が乗っている一台の車が駐車していた。21:00定刻に対象者が徒歩で来て周りをキョロキョロしながらその車に滑り込んだ。~ 同所を出て10分もかからない海岸近くの古い一軒家があり、男と女は車を降りて家に入った。

02:00 男の車に送られて対象者が帰宅した。※調査期間中、男と会う時間帯、帰宅する時間帯に1~2時間の時差があったものの三日間は男の家でデートしていた。家の外観はとても古い粗末な家で男の両親と同居していると思われる。男はD会社の社員ではない。

ラブホテル通い 調査期間中の日曜日3日、土曜日1日、について18:00時台に前記駐車場で合流して途中食事やコーヒー店で飲食しながら隣の市のラブホテルに入った。ホテルから深夜3時台に出て帰路に就く。

中絶手術か?  ある月曜日。14:00隣の市の石内産婦人科医院に入った。17:00 同医院から対象者と男が出てきた。滞在時間と二人の挙動から対象者は中絶手術をしたと思われる。

処方箋 二人の子供を交えて家族の話し合いをした。子供たちは、「雪の日、車が溝に落ちたときお母さんが携帯で呼び出して、助けに来た男の人と交際していたのは、ずっとわかっていた。ダブル『あなたの子を妊娠した』、とその男の人と電話で話していることも聞いた。お父さんが可哀そうで本当のことは言えなかった」と泣きながら話した。妻は、「責任を取って家族と別れる」と言い、数時間話し合って夫が出した結論は、「いま夫婦が離婚しても得するのは誰もいない。自分だけ我慢すれば(水に流せば)誰も助かる。お母さんもあの男と縁を切れ」。妻は男との関係を清算し、家族は転居した。

探偵の眼 意気地な夫、と批判する人もいると思いますが、この夫の選択は正しかったと思います。妻の性格、自分の性格をよく知った上での大人の判断なのでしょう。この男性のように家族で話し合うことは勇気がいることなのです。大半の男性は親、仲人さん、会社の上司などに相談したり、妻を一方的に非難し、「家を出ていけ」とか「裁判で決着をつける」などと怒りに任せて騒ぎ立てて事態を悪化させてしまいます。それにしても家族を持ちながら家事を全く放棄して、奔放に若い男とホテル通いする貞操観念ゼロのこの妻は特別の存在だと思います。この事例は、妻の不倫相手の都合で土日限定の密会でしたが、朝帰りを放任して妻の行動を増長させた夫にも責任があると思いました。妻たちの背信の多くは元をただせば、夫の過去の不貞とか、日常的な言動の中に精神的ないじめが続いているとか、夫側にその原因があることも多いです。妻との「隔たり」を感じたり妻の反抗的な態度を感じている夫は胸に手を当ててみるべきです。

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright © 2015. 離婚、浮気調査の水戸興信所 All Rights Reserved.