水戸興信所 探偵よろず日記

依頼者 妻 佐藤ゆりえ(35)パート勤務  対象者 夫 佐藤健二(36)会社員
長男 中学1  長女5
相談概要
夫は一部上場会社の係長職で、パートの婦人たちに囲まれて仕事をしている。マイホームを建て親子4人暮らし。過去に二度浮気がばれてその主人に怒鳴りこまれたことがある。その時夫は、心から私と両親に謝罪してくれたのでけりがついた。

それから数年たった今。「お前はここから出ていけ!お前は気持ちが悪いんだよ!お前にうんざりしている。俺に干渉しすぎる、うるさすぎる、小遣が少ない、もうやっていられない」。「早く離婚の条件を出せ」と、毎日のように罵詈雑言を吐く。子供たちに私の悪口を吹き込み、中学の子は情緒不安定で不登校になった。

家で食事を全くとらなくなった。毎日、残業とか会議だと言って夜中に帰宅する。土曜日曜は公休出勤と偽る。夫の携帯に「綾香お休み。明日のお弁当が楽しみ」と送信メール。「旦那さんのくるまに女が乗っているのを見た」と、知人が教えてくれた。絶対女がいるとおもう。

夫の両親も、夫に加担して私を攻撃する。
マイホームを建て、子供たちの為にも今は離婚の決断ができないでいるが、ここまで破綻した夫婦の心を修復するのは難しいと思う。離婚が避けられないなら、私が悪者のままでは悔しい。夫の不倫を暴いて証拠を両親に突き付けてやりたい。

調査結果
対象者の職場のパートさん小林綾香(仮名32)と失楽園していた。綾香の夫は全国チェーン・ファストフードの店長として他県で単身赴任している。小学5年の女の子を近所に住んでいる親に預けて、毎夜、深夜まで健二とデートしていた。週末はモーテルに昼から夜中まで入り浸っている、徹底した不倫熱愛ぶり。

探偵の眼
「マイホームを建て、家庭と仕事一筋の夫だったのに・・」と妻は嘆く。
妻は、夫を立ち直らせてもう一度やり直そうと、義父母と仲人さんに仲裁を頼んだが、逆に悪者呼ばわりされ、修復は失敗。

この男性のように「真面目一徹の人」が脱線すると修復がきかなくなり、家庭をあっさり投げ出す夫たちをずいぶん見ています。溺愛していた子どもに対しても急変し、父親がママと自分から離れたことを見抜いた5歳の女児が、布団の中で忍び泣いているママに、「ママ泣かないで、わたしパパがいなくてもいいから・・」と、慰めた事例がありました。

夫の両親が、嫁さんを悪者にするのは離婚紛争時の常です。日頃、嫁さん側に立っていても紛争になると急変します。離婚は、金銭のやりとり、子どもの親権と監護、知人や近隣の眼、親族も巻き込む両家の争いになることもあり、どちらも身びいきするのは人情なのでしょう。

この不倫男女は、それぞれに家庭を持ちながら、まるで独身感覚でむさぼりあうようにデートを繰り返していました。「家庭を持っている」という自意識が失せ、勤務先や、インターネット出会い系サイトで不倫交際する夫、妻が急増しています。形骸化していく家庭の姿が悲しいです。

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