水戸興信所 探偵よろず日記

依頼者 妻 谷田静香(33) 専業主婦
対象者 夫 谷田 誠(42) 会社員・サービス業
小学2年女児 と 5歳の男子あり 夫の両親と同居 仮名
※これは事件簿を参考にしたフィクションです。

依頼目的
夫の浮気調査。不倫相手の対策

相談概要
 夫は浮気しているような気がする。感情が激変した子どものためにも、夫と話し合いの糸口をつかむため証拠を取ってほしい。
疑惑のきっかけは、2年くらい前から夫になんとなく落ち着きがなくなった。夜の夫婦生活も全くなくなった。夫の財布を点検するとラブホテルの優待カードが入っていた。夫の背中に爪の引っ掻き傷があった。
休日も公休出勤といって家にいない。帰宅はいつも深夜0時を過ぎる。パチンコに行くといって外出した日、夫に用事ができたのでそのパチンコ店に電話したところお店は休日だった。帰宅してから問い詰めると怒りだしてうやむやにされた。嘘が多くなり、話があやふやなので問い詰めると顔色を変えて怒り出し支離滅裂なことを言って騒ぐ。いつも自分が不利な立場になると騒ぎ立てて話し合いの場を壊してしまう。夫の狡さに信頼が失せた。

夫婦の不和が原因で、小学2年の長女が情緒不安定になった。無表情で父親にも私にも反抗する。4歳の男の子は特にひどく、一日中落ち着きがなくイライラして、激しく動き回り、少しの凹凸につまずいて倒れたり、車の室内のスイッチなどを全て壊してしまう。ハンドルにしがみついてクラクションを鳴らし続ける。ドアを力いっぱい開閉して壊された。いろいろ奇行があり、攻撃性も見られるので怖くなって精神科で受診したところ、注意欠陥多動性障害の可能性があるといわれた。遺伝性なのか、成育環境による後天性なのか医師の説明ではよくわからない。しばらく経過観察することになった。私としては、夫婦の不和が大きく影響していると思う。考えてみるとここ数年来、わたしは笑顔を忘れた。殺伐とした心が子どもたちにも影響してしまった。夫婦関係を修復して子供の情緒を安定させたい。助けてほしい。

調査結果
 職場の人妻槌田久美子(45)と不倫していた。
久美子は、東京に通勤する会社員の夫と大学生、高校生の家族がいる。

依頼者の行動
 依頼者は女友達に同行してもらい久美子宅を訪問。玄関で対応した久美子に「谷田の妻です」と挨拶。女は戸惑いの表情をみせたが、「何か御用ですか」と空々しい返事。この態度にキレた依頼者は、「ふざけるんじゃねぇよー」と大声を出して、久美子の左右の頬を数回殴りつけた。「何をするんですか!これは暴力でしょう!」と怒る。「当たり前だー、てめえ、私と子どもたちがどれほど苦しんでいるのかわかんねえのかー」とさらに往復ビンタを数回浴びせた。

頃合いをみて同行した友達が割って入り、谷田と久美子が不倫交際をしている事実を知って訪問したことを告げた。久美子は「誘ってきたのはあなたの夫だ」と抵抗したが、依頼者に「どっちが誘っても不倫は不倫だ!」と更に殴られて静かになった。久美子は、静香に事実を認めて謝罪し、言われるままに誓約書を書いた。

探偵の眼
 依頼者の、「子どもと家庭を守る」という強い意気込みを感じた事件です。本人は、長男の嫁として、夫と義父母にしっかり尽くしている律義でおとなしい奥さんです。後日、妻と友達が愛人宅に乗り込んだことを知った夫はかなり荒れたというが、結局は不貞の事実を認めました。妻に、同居の両親をみてもらっているからです。

愛人(誠)の妻に殴られて、不倫清算の誓約書を取られた久美子は、不貞の事実を暴かれた負い目と、勤勉な夫、大学生、高校生の家族の一員の立場。不倫騒ぎが表ざたになった場合、自分と家族の不利益になる計算が過ったのだと思います。殴られて、少し抵抗したものの素直に誓約書を書きました。

夫の不倫騒動のとき、相手に電話や手紙で抗議する妻が多いですが、今回の事例のように直接行動は相手に有無を言わせない迫力があります。勇気をもって、現状を打破する行為は何よりも大事です。

一年後、依頼者から、長女はすっかり元の感情に戻ったこと、長男についても、注意欠陥・多動性障害(ADHD)の疑いではなく、自律神経失調による一過性のパニック障害であり、夫婦関係が正常に復してからは「落ち着きがでました」と連絡がありました。
夫の不倫は、家族の安定を破綻させるのですね。「女は笑顔が消えたら終わり・・・」と自覚した依頼者は偉かったです。

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