水戸興信所 探偵よろず日記

依頼者 木村真理子(53)  対象者  奈美子(35) 仮名

これは事件簿を参考にしたフィクションです。

調査目的 ストーカー対策

相談概要  あとで女の名前などが分かったのですが、奈美子という女から、執拗にストーカー攻撃をされている。女は外見おとなしい感じだが、異常性格者だと思う。

最初の被害は、庭先に止めてある私の車の屋根に小石などが数個のっていた。近所の子供のいたずらだと思っていたが、日増しに置くものが大きくなり、こぶし大の石やレンガ、棒切れなどがボンネットに乗せられるようになった。フェンダーミラーが割られ、ボディも傷つけられた。しだいにエスカレートしてフロントガラスを5回も割られた。
ある夜、ガチャンと大きな音で外に飛び出すと、門扉が引き倒されており車が走り去った。私が目的なのか、家族のだれに恨みがあるのか見当がつかない。この行為をしている者の執念深さに気味が悪くなった。
ある夜勤の深夜の休憩時間に会社の窓から駐車場を眺めていると、黒装束の人間が駐車場に入って一直線に私の車に進んでいくので、「車がやられる」と直感し、同僚に警察を呼ぶように頼んで駐車場に走り、私の車を石をもって壊そうとしている女を突き飛ばし、あおむけに倒れた女を馬乗りになって取り押さえた。女は間もなく急行したパトカーに連行された。
署内で女は、「知り合いが夜勤かどうか駐車場に入っただけ、何もしていない」の一点張りで、警察は「被害も証拠も何もないから」とのことで不問にした。警察が教えてくれた女の身元を夫に知らせると、夫の職場で10年前まで働いていた部下と言うことが分かった。夫の白々しい説明を聞いていると、夫と女は不倫関係にあったと確信した。いままで得体の知れない誰かに攻撃され続けた恐怖はとりあえず終わった、と思った。

しかし、女の攻撃は激化するばかりになった。1日50回以上の無言電話が自宅に入る。ベルが鳴っても無視すると、近所の家に電話をかけて(電話帳が公衆電話ボックスに置いてある時代)、「木村さん宅の電話が故障でつながらない。奥さんに急用ができたので呼んでほしい」と、取次を依頼し、呼び出されていくとツーツーと切れている。この呼び出し電話を地区の全戸にかけられた。事情はどうあれ「夫婦が女に恨まれるようなことをしたから」と言わんばかりで近隣の人たちの冷笑と失笑が悔しい。
息子の会社にも電話を入れ、自宅近所の家へ私の誹謗中傷の電話。幼稚な文言を1~2行書いたハガキが毎日職場と自宅、近所に届く。女は、私の何に対して逆恨みしているのかわからないが法律など意に介さない執着心と執拗なエネルギーが空恐ろしい。

探偵の眼  
ストーカーは取りつく相手に姿を見せないで、一方的に行為を執拗に繰り返すことが多いようですが、この女は身元が割れても爆発的なストーカー行為を継続しています。よほど相手(木村真理子さんの夫)に恨みがあったのでしょう。元上司の妻に逆恨みしたのか、元上司に間接的な嫌がらせで復讐心を達成しているのかは定かでありません。

当時、上司は妻帯者で部下の女は独身で不倫交際していて別れたと推測します。別れにはそのカップルなりの別れ方があるはずです。ただ、多くの場合、弱者の立場にある女性に恨みを買うような、禍根を残す別れ方だけはルール違反です。
この二人の場合、女が別れを決めたのではなく男が一方的に決めたと思われます。不倫は原則自己責任の考えでいくと、女は捨てられて泣くことがあっても自分の立場をわきまえなければなりません、(男が女性に独身を装って近づいたり、妻と離婚することを匂わして交際を続けるなどは別問題です)。しかし、10年も復讐心を持ち続ける異常さはよほど屈辱的な別れ方をしたのだと思わざるを得ません。

依頼者(妻)が受けたストーカー行為を取り上げました。夫が弄んだ女から、何の罪もない妻がストーカーなどで恐怖にさらされることは、探偵をしていると多々見受けます。

妻帯者は、独身女性と不倫交際したあと女性の意に沿わない別れを強行すると、本人や妻子にリバウンドがくるかもしれない警告のため古い日記を開示しました。

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